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2020/5/12

6時起床。最近の青の朝は早い。起きた瞬間(ほぼ寝ている)から笑っていて、腕に抱きついてきたりほっぺにキスをしてきたり、心底可愛いと思う反面いつか離れていく日、生意気になる日を思ってしまう。日記に手がつかなかった。手元の手帳の日記もしばらくかけていない。忙しかったわけではない。毎日、朝と昼に青と散歩をして、部屋の中で遊んで、合間に仕事をして終わり。そういう繰り返しから、気持ちはずっと怒ったり寂しかったり嬉しかったり忙しくて、なんと言葉にしていいのかわからなくてぐるぐるしていた。弟がニュースを見ながら、「青ちゃんたちは頑張らなきゃいけないね」と無責任なことを言ってものすごく怒ってしまった。いま、この社会をどうすべきか私たちが動いたり発したりしないと、青たちが大人になった日本は悲惨。些細なひと言でも、発してしまったらそれはあなたの言葉と態度になってしまう。絶対よくないよ、未来を子どもに任せちゃダメだよ。日本に居なくてもいいから、自分の人生と社会を決して切り離さずに、考えて生きてほしい。

あと、とても大好きな人に取材をする機会があり、緊張し過ぎて心がざわついていた。仕事も多くて、青を横目にPC広げて仕事をしようとすると、自意識芽生えはじめの青は「ぼくのことを見て!!!」と、ものすごい主張を始める。毎日一緒にいて、飽きないのかな?と思う。夜、旦那さんとバトンタッチして仕事をしていたら、青が30分以上大泣きした。一緒に居ないと不安、寂しいという感情が、人間は一番強くて一番はじめにあるんだなと思う。しかし、仕事は多いため泣き声を聞きながら必死にやる。こんなタイミングだけれど、どうしても仕方なくて、引っ越しを決めた。保育園の関係でさほど遠くはないけれど、住んでみたかった場所。動機は最悪だったけれど、決まるとこれでよかったんだなと思う。家族でも、他人。事務手続きや引っ越し業者探しや、インテリアやソファを考える。何にも持っていないので、1から生活をつくるのはたのしみ。近所のパン屋さんに、一番最初にこのことを伝えたら、とても悲しんでくれた。わたしも、悲しい。ここには必ず来る、遠くなっても絶対に通う。散歩の途中で見かけた、白いバルコニーにバラが咲いている、ちょっとした中庭もあるおうちが素敵だった。一昨日の夜ごはんはパエリヤ(フライパンで、栗原はるみさんのレシピ)、昨日はキャベツと塩昆布のパスタ(父作)。仕事がひと段落して、バッグをパッチワークしながら大林宣彦監督の「転校生」をみる。「さよなら、わたし」と手を振るシーンが、とってもよかった。いつまでもわたしはわたしのままのようだけれど、少しずつ変化を重ねていて、好きなものも嫌いなものも変わっていくんだな。

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