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陸游 「贈猫」

裹鹽迎得小狸奴  しおをつつんで

         おたのみもうし

盡護山房萬卷書  うちのほんだな

         まもってもらう

慚愧家貧策勳薄  そんなごおんも

         まずしさゆえに

寒無氈坐食無魚  うおもしとねも

         ごよういできぬ


「猫に贈る」

*この猫は、陸游の本棚を鼠から守るという仕事を任されたようだ。猫をくれた家に対しては、塩を贈る風習があったらしい。梅尭臣にも猫の詩があるが、陸游も多くの「猫の詩」を残した。

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