陸游 「贈猫」(二)
執鼠無功元不劾 ねずみとれぬを
せめはしないが
一箪魚飯以時来 めしのじかんは
きっちりまもる
看君終日常安臥 ひがなねすごす
きみをみてると
何事紛紛去又回 じぶんのことが
ばからしくなる
「猫に贈る」
*これは分かる。俺は何をあくせくしているのか、と猛省する。ぜひとも猫に見習いたいものだ。一方で、前半の二句は猫さんに対する鋭い指摘である。
執鼠無功元不劾 ねずみとれぬを
せめはしないが
一箪魚飯以時来 めしのじかんは
きっちりまもる
看君終日常安臥 ひがなねすごす
きみをみてると
何事紛紛去又回 じぶんのことが
ばからしくなる
「猫に贈る」
*これは分かる。俺は何をあくせくしているのか、と猛省する。ぜひとも猫に見習いたいものだ。一方で、前半の二句は猫さんに対する鋭い指摘である。