梅尭臣 「岸貧」
無能事耕穫 たがやすことも
とりいれもせず
亦不有雞豚 かちくのとりや
ぶたもかわない
燒蚌㬠槎沫 かいをやくには
ぬれたきくずで
織蓑依樹根 みのをおるには
きのねせにして
野蘆編作室 あしをあみこみ
すみかをつくり
靑蔓與為門 つるくさたらし
いりぐちとする
稚子將荷葉 おさなごたちは
はすのはをとり
還充犢鼻裩 パンツがわりに
それをあてがう
「岸貧」
*ルポルタージュのようだが、杜甫の「石壕吏」のような一連の社会の矛盾に鋭く迫るものではない。この時代のパンツ事情に詳しくないけれども、ハスの葉はキツいですね。
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