勝手にチャレンジ1000 0062 美しき五月のバラ戦争。
四月に書きそびれたこと色々。
芝桜
すみれ
山椒の花
オモダカ始め睡蓮など水性植物
他、気づいたことや手入れの記録など色々と書くことはあったのに、何も書かず過ぎてしまった。
これでは日記とも言えないが、また1000回目指してnote書き進めることにする。
というわけで、GWも終わり5月である。
5月といえば我が庭のもっとも美しい頃。
草もそれほど目立たず、でも、庭全体が緑に包まれ、花が咲き生き生きとした精気に満ちている頃。今年もバラのつぼみがたくさんついた。
本来なら手前の大きなバラが巻き付いたアーチのはずなのどが、今年はこんもり繁った方に野いばらが咲きこぼれている。
野ばらvs.つるバラのバラ戦争。
両側から伸びていたのを、枯れ枝を除いたりで一昨年片方の株を切り詰めた。するとその端から別のバラの木が伸びてきて原種のバラのような一重の花を咲かせた。これも可愛いかも、と、誘引したら、今年はぐんぐんと、あっという間に繁って、もとのつるバラを駆逐する勢いで花を咲かせた。庇を貸して母屋を取られるではないけれどこの勢いではもう片方も追いやられてしまうかもしれない。
このつるバラは以前にも書いたが昔のつるバラで、非常に大きくて鋭いトゲがたくさんある。枝も太くて硬く、誘引するのも難しいので今では園芸種としてアーチなどにするには「適さない」らしい。今はアーチに作るにはもっと枝が細く柔らかく扱いやすく這いやすいものがあるのだそう。
しかしながら、今、ここに生えてるのだし、このまま野バラにやられっぱなしに放置するわけにも行くまい。
「この子は切ってもなんぼでも伸びるから」と、野バラのことを人にもいわれたので、花が終わったら、覚悟を決めてバッサリと手をいれるつもりである。
神の聖断のごとき万能感。
バラ戦争は野バラ優勢なのに、私がバッサリと野バラを切って、つるバラを救う気持ちを持ってるとは、野バラもつるバラも知るまい、と、思う。
あー、でも、園芸ってちょっとそういうところもあるな、と思った。これを残す、とか、これを植える、とか。それが楽しいのもあるけど、なんだか、私はいつも複雑に気分になる。取り除かれてしまう草々が、口をきけたらなんと言うかな。
「あーれー」とか、「きゃー」とか、すごい騒動になりそうだ、強い根を持つものには「何するだー」「こんにゃろ、ばかやろ!」と、罵られるかもしれない。植物が話せなくてよかった。
そんなことを思っているうちに花が散り始めた。
雨も降ってきた。例年よりも一月も早い梅雨入りである。
雨に濡れた花びらの残骸が、路肩に汚れて固まっている。
風薫る5月は何処に?
気持ちのよい季節がどんどん短くなる。
2021年、温暖化による気候変動が着実に進んでいるのだなと、思った。
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