【読書】重力とは何か/大栗博司
#重力とは何か #大栗博司
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読了。重力に関する全ての知識をざっくり習得した感じ。習得と言っても、相対性理論とか、量子力学とか、超弦理論とか、宇宙というマクロの世界から、原子や素粒子といったミクロの世界まで、いろんな法則が組み合わさって、いまだに解明が続いている科学の世界のことなので、それをこの1冊でぎゅっとまとめられても理解できるわけもなく、途中で理解するのを諦めて読みました。むちゃくちゃおもしろいけど、むちゃくちゃ難しい。
そんなこと勉強して意味あるの?って思われるかもしれないけど、それが政治であれ、経済であれ、哲学であれ、科学であれ、いま生きている世界がどのように構成されているのかを知ることは、自分のことや、自分のこれからのことなんかの正確な理解に繋がると思っています。
テクノロジーの進歩が凄まじい21世紀の動向を知っている人と知らない人とで大きく差が開いていることも、なんとなく体感でわかるじゃないですか。GAFAなんてまさにその代表例で。
明らかに出遅れている日本の教育をがっつり受けてきたぼくたちには、テクノロジーに関する教養がほとんどないと言っても過言ではありません。世界で広く展開されているビジネスのほとんどがアメリカ、中国、そしてインドなどに集中している事実を鑑みても明らかです。
特に文理選択という謎ルールに巻き込まれて文系を選択したぼくなんかは、数学とか本当はめっちゃ好きだったのに、取り組めなくて、ITやテクノロジーの分野においては理系出身組に対する劣等感が結構あるんです。自分の領域じゃないと思い込んで避けてたんですけど、いい加減そこと向き合わなければいけないタイミングなんじゃないかと。
これから先の闘い方を考えたときに、リーダーの要件として「テクノロジーの理解」というのが必須になってくるだろうことは予測できるので、こういう難しい理系な本をたくさん読むことにしました。あと2冊は関連本を読みます。