【白いカレー/Radica】をよこすかカレーフェスティバルにて出店🍛
「白いカレー/Radica」が完成するまで
半島キッチンとよこすかラボの出会い
横須賀市内で「こんなことができたらいいのにな・・・」という想いを持った高校生が半島キッチン・いちごポートマーケットとタッグを組んで商品開発!
今まで、斬新なアイデアを持った高校生たちが多くいる中で、「どうやって実現させるのか分からない」「時間がない・・・」といった声が多く上がっていました。
そんな新しいアイデアを輝かせるために、今回の企画が立ち上がりました。
みなさん、横須賀3大グルメをご存知ですか?
・海軍カレー
・ネイビーバーガー
・チェリーチーズケーキ
の三つが横須賀のグルメと呼ばれています。
この3つのグルメを凌駕する、横須賀の新名物となるものを開発しよう!とスタートしました。
可能性に満ちた世代との交流
2024年3月20日(水)によこすかポートマーケットのスタジオキッチンをお借りして、レシピ開発ワークショップを実施しました!
横須賀市内の通う高校生6名がワークショップに参加し、横須賀・三浦半島のグルメの歴史に触れながら、”カレー”を通じて新しいストーリーを込めました。
当日のワークショップでは、まず横須賀のカレーの歴史背景から座学的に学ぶところから始めました。
その背景を知った後で、高校生が考える「横須賀・三浦半島のキーワード」から吉田シェフが三浦半島の食材を使ったカレーを3種類考案しました。
事前に高校生たちに「横須賀/三浦半島のイメージは?」「横須賀/三浦半島の名産は?などといった質問を、ワークショップ内容は伝えずにアンケートをとりました。
そこでキーワードとして上がったものをもとにメニューの考案をしました。
・葉山牛
・レモン
・大根
・しらす
・わかめ
・マグロ etc・・・
その一つがRadicaの原案となる「大根をベースに作成したカレー」でした。
高校生が食べ比べをしたカレーを実際に店舗で販売するとなった時の盛り付け方や、食材の特徴をイメージした入れ物に入れてみたり・・・
見せ方にもそのカレーが「横須賀・三浦半島」が詰まったものであるという表現の仕方をしてくれました。
「Radica」の由来
「Radica」(ラディカ)の由来をご説明します。
このカレーは主に大根がキーワードになっています。
大根を英語にすると”radish”
カレーと組み合わせた造語で「Radica」と名付けました。
また、「Radica」はイタリア語で「根っこ」「根付く」という意味もあり、
横須賀の新たな名物としてこの土地に根付いていって欲しいという思いも込められています。
白いカレー/Radicaを通じて
「Radica」は高校生の想いが込められた、横須賀の全く新しいグルメです。
地元の食材をふんだんに使い、食べると横須賀/三浦半島を感じられること間違いなし!新たなカレーの概念を楽しんでいただけたら幸いです。
今回はカレーに注目し、新商品開発を行いました。”海軍カレー”と"三浦半島にあふれる豊かな食材"を駆使し、若い世代の考える独創的なアイデアと地元を愛する旅するシェフの技術が掛け合わさり実現した「白いカレー/Radica」をぜひご堪能ください!
「Radica」ロゴ秘話 ーロゴ製作者よりー
白いカレー「Radica」をイメージして作成しています。
ご飯の白、カレーの白をベースの色として設定し、カレーの白を彩るワカメの緑とスパイスのテラコッタ色をそれぞれの輪郭の色に落としました。
ちなみに、ご飯部分の輪郭の緑色は、カレーフェス出店に際して提出している写真内の緑色のお皿から着想を得ています。
カレーには大根が主に使われていますが、加工されたカレーでは大根の姿を認識することができません。カレーにその一部分が覆われるご飯の部分に、大根の断面をイメージしたデザインを入れ込むことで「カレーに隠れた大きな存在」を表現しています。
また、上部分に大根の断面を持っていくことで、まるで山からの日の出のようにも見えるようになっています。Radicaが「横須賀といえば海軍カレー」というイメージを打破する存在になり得るその第一歩、そんな意味も込めています。
下部分のカレーの形を若干変形させている理由としては、カレーが流動体であることに加えて、波打ち際を表現しているためです。三浦半島では大根やワカメを海岸沿いに干していたというお話があったことに加えて、今回のカレーに「三浦半島の海」は大事なキーワードとなります。三浦半島だからこそできる畑と海のコラボレーションを表現するため、波のような形で表された海と、畑・土を連想させるテラコッタ色の輪郭を組み合わせたという意図もあります。
白いカレー「Radica」を楽しみながら、思い出しながら、ロゴも楽しんでいただけると嬉しいです。