日本酒造り=理想とする幸せな地球世界
私は日本酒に関わる事業を行なっています。
よく日本酒飲むのが好きで始めたの?と聞かれますが、全く動機は違います。
15年前に出会った本を読んで、日本酒造りに神秘を感じたからです。
微生物の神秘。
目に見えない微生物と人間との協働の神秘。
日本という国の神秘性。
そして、日本にしか生息しない黄麹菌への感謝。
日本酒造りのタンクの中での壮絶な宇宙を感じたこと。これが私を強く突き動かしたのです。
そこには完璧な調和の世界が実現しているのです。
人間は、微生物の働きをサポートするだけ。暖かく優しい気持ちでサポートしていれば、お酒の味わいも調和のとれた素晴らしい味わいに。
ギスギスして、チームワークのとれていない酒蔵で醸される酒は、バラバラな味わいに。
微生物は心にも環境にも敏感。
お酒は、微生物が心地よい環境で醸されるというのが一番大切なことなのです。
お酒を飲むと、その酒蔵の状態がイメージできます。
どんな人たちが醸しているのか、イメージが出来ます。
清潔感溢れる酒蔵で、みんなが笑顔で、優しい気持ちで醸していると感じるお酒が私は好きです。
銘柄やジャンル、ブランドは気にしません。
感じる心を大切にしながら楽しめる、それが日本酒。
五感で楽しむ、アートの世界なのです。
幸福なハーモニーを感じるお酒を飲むと、体も細胞から喜びます。
まさに、理想とする幸せな世界を、1本のボトルから想像することが出来ます。
いつもありがとう麹菌さん、
いつもありがとう酵母さん、
いつもありがとう造り手さん
いつもありがとう日本のお酒さん、ご先祖様。
という気持ちで飲んでいます。
飲めば飲むほど幸せが増える、魔法のお水。それが私にとっての日本酒。
今日もありがとうございます。