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音楽記事の話題の選定(私が音楽を語る方法について)

音楽の話題なのに、いきなり科学哲学みたいな話題から主観的な意見をするようで申し訳ないのですが…。

音楽は、学問の分類でいうと人文学、社会学の領域にあると思います。
人文学、社会学の領域の「理科系より圧倒的にこの傾向が強い」という部分:

  • 未来予測のようなものは当たりづらい(人間社会に関わりの深い明日の天気の予報でさえ正確性に欠けるので人文社会系はなおさら)

  • フィロソフィ的な対立(哲学的というよりは理念的なもの。俗に宗教的とも言われる)になりがち

  • 背景事情や因果関係/相関関係の複雑さからエビデンス性が低いことでもエビデンスだとみなす論調をとる人がそこそこいる(人体をテーマとした医学でさえ眉唾が多いので人文社会系はなおさら)

  • 論題によって「捉え方は人それぞれ」などと相対主義的に、はっきりとした答えが出ない場合がある

個人的なライターの経験(+取材経験)が10年以上前からあると自負しているため、そのあたりは痛いほど分かっており、極力、不確実性の高い領域は回避したいのが、今の私のメンタリティです。

作曲経験も長いことを自負しているため、実りある、はっきりとした答えのある話題にしたいと思います。

特に、「こういうジャンルに属する、この曲は音楽的にこういう構造です」という話題ならば、正確性は高いし、読んでいる人の反感を買いづらいものかと思います。
一部分は尺度の差(ローマ数字での度数表記など)もあるかと思いますので、そこは目をつぶるしかないかと思いますが。

反響が大きくてもしかたがないのですが、多少はキャッチーなタイトルのほうが目につきやすいかと思いますので、候補を考えます:
・「激カワVTuberが作る音楽は、どんな特徴があるかを考察してみた」
;「激カワVTuber」は日本語だと単数にも複数にも連想されるので、あいまいだが、英語的に置き換えるならば定冠詞 the が付くようなものかつ単数形で、特定のVTuberを念頭に置いた言い方。つまり、ターゲットが特定の1人であり、ここでは自分自身について大げさに形容したもの(この時点で反感を買いそう…)。

性に合わないものはやめたほうがよさそうです。

※人気のVTuberはゲーム実況や雑談や歌などエンタメのパフォーマンスが強くて、そもそもDAWで作曲することはなかったりします。その点、「自作曲」はなく、「オリジナル曲」といってメロディを思い浮かべて作詞をしつつ、音楽要素(編曲、演奏など)は専門家(コンポーザー、アレンジャー)に丸投げという形式が主流だと思います。実際、そのほうがウケるし金になる。分業化、資本主義、商業主義です。思えば商業音楽のアイドルのソロ曲とかも大体そうですし(詳しくない領域のため、昔見たわずかな例のかすかな記憶だけが頼りですが)。この時点で「よく知られた」VTuber (広げて言えばYouTuber全般) とそのファンは、すでに私の志向するものとまるっきり性質の違うものです。専業的に稼いではいない自給自足系クリエイターが"VTuber"を強調するときは、大多数の例がどういうものか注意しないといけません。

どういう曲の、いくつの曲の、音楽的構造を解説するかについては、私が著作権がらみをかなり気にしている点で、当然、自作曲オリジナル曲しかないと思っています。

他人の作品を私が使う場合でも、明らかに著名なアーティストが関与していない、YouTubeなどの著作権管理システムで検出されないような超絶マイナー作品(音楽的な完成度の高いもの1000曲ほどが発掘されています)あたりになるかと思います。
あとはパブリックドメイン PD とか。
だいぶ以前、「コーパス音楽学」なるものを発想したこともあるので、独自データの用意はそれなりにあります。

それと、現時点の私の作曲環境とかDAW, DTM環境とかを「0円から始められる趣味、作曲!」みたいなノリで紹介する記事が浮かびます。

ただし、網羅的だったり、プロモーション、広告を含んだものなら WordPress で独自のブログを行うほうがよいかと。
「0円から始める趣味・作曲、私はこれで続けられています」という形なら網羅的にする必要性が下がるので、私にとっては、やりやすそうです。

そう思いましたが、私自身、使っているソフト音源の音色にライセンスの難があるからと10年以上前から音楽作品の収益化をしていませんでした。
その怪しい制作環境を人に勧めるのは抵抗があります。
ちなみに、大人になって音楽知識0&経験0でオリジナルの歌を作りたい方は、Suno AIのような「歌詞から音楽を作るAI」のほうがおすすめです(現時点での音楽生成AIはキーもBPMも指定できないため、こだわりのある方だと不向きです)。
とりあえず、フリーのMIDIシーケンサーを使って「作曲を始めるならこれだけは学んでほしい知識」を挙げながら実践する動画くらいは、やってみたいと思います。


今回の記事の要点:自作曲を厳選し、音楽的構造を説明してみよう。


「音楽が好き」とは

音楽理論というよりは、インターネットにある各々の音楽論のようなものは特に、「私とまるで合わない、音楽という多様な側面を持つものの中のふだん親しんでいる1つの側面からの強気な意見」みたいなものが昔から多く見られているので、うかつに言及しづらいものです。

そもそも音楽の楽しみ方、実践の仕方があまりにも多種多様です。
横野真史の家族もとい親兄弟は本人含めて5人でしたが、一家離散しているように、音楽の好みや実践の仕方(演奏、歌唱、推し活じみたもの、金の出し方、社交性、活動時間の長さなど)はバラバラでした。
血のつながった人間でさえそんなものです。
私のように「他分野で活かすことも兼ねて音楽を研究し、創作する」あるいは「人生と世界を探求する一つの基準、教養、リベラルアーツとして音楽を学びたい」という人は、「音楽が好き」と豪語する人たちの中の1割に満たないと推計します。
私は絵も音楽も動画制作も同時に行うことでオリジナリティの高いものを作ろうとしています(収益性は度外視)。
今時はまだしも、10年前だと、そういう人は1000人に1人でもいるか疑わしいくらいでした。

大多数の「音楽好き」もとい「〇×好き」という自己紹介は、そのラベルに反して私と楽しみ方が異なるので(神経伝達物質の出方もかなり異なるのでしょう)、そういう自己紹介だけで自分との共通項だと思うことなく、「(自称の有無を問わず)平等に」距離を取るようにしています。
惑わされないようにしましょう。
決して自他の優劣を論じるつもりで言うわけではないので、ご留意ください。
いわゆる「波長が合わない(歩調が合わない)」。

「かわいい」というラベルのもとの指示対象なんかも典型例です。
先天的な脳のつくり、後天的な経験という2つの要素で千差万別、他人どうしで合いっこないようにさえ思うこともあります。
性をターゲットにした「かわいい」は、「高い木のすっぱいぶどう」に思う人もそれなりにいます。
人間的な性別要素がほとんどない無機物、クリーチャー、人外動物好きというのも多くいます。
特にリアル男女各個人の現実として、他方の「カワイイ趣味」に合わせるエネルギー量は大きいし、それで人付き合いを続けるエネルギーを私は持ち合わせていません。
「かわいいは疲れる」という標語を掲げることもありました。
個人における「パーソナライズ」が強まると社会の中のエラー反応が多くなります。

他人に感情の発露をすると生きづらさが増すだけですし、こういう記事にそういう話題を書くのも難ですが、1つくらいはと思いまして。

1回、この記事を書くだけでも、リアル生活の不幸なことが増えてしまいます。
やっぱり性に合わないことは避けないと、身を滅ぼしかねないようです。
そうだった。
久々に試してみると、この記事以外にもいろいろ負の感情が出てしまうので、総合的によくない結果を招きます。
自覚している範囲から、減らさないといけません。
ライターというのは、金稼ぎの意図のない私でも多難なのですから、特に煽情的な話題で金稼ぎする人であればなおさら図太い神経がないとやってられませんよ。

繰り返しの話題になりますが、ウケ狙いを極力減らしつつ、「自分にも他人にも当たり障りのなさそうな、おそらく有益そうな話題を載せるだけ載せる」というやり方でないと、自分の身を滅ぼしかねないので、その結論に落ち着くことにします。
説明のための知識を、普通の音楽理論と理論家もとい、後々の自分自身が「誤りでは?」と思ってしまう可能性があることから、一個一個検証しなくてはならない場合があり、その時点で疲れそうですがね。
MIDI シーケンサー、プレイヤーの自動表示する情報に任せ、手を付けずに公開するというほうが、負担が少なくなります。


見出し画像はMIDIシーケンサー Domino のピアノロール画面より作成しました。楽曲は横野真史 a.k.a. 横野まあさ "Song20230516"。
動画で試聴できます。


ほかに、まあさ用VTuber OP使用例もありますので、興味のある方は探してみてください。

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