見出し画像

女児サンダル、踵が高いやつを買う買わないで小競り合い

今日、5歳のスイミングで使っているラップタオルが小汚いということで、新調しようと某小児用雑貨専門店に行きました。2年以上使っているのでさすがにもう買い替えてあげなければってね。
しかしその道中、娘は靴擦れを起こしてしまいました。「サンダルで行きたい!」というから去年のサンダルを出してみて、「入る?」「入る!」というやりとりがあり、まだサイズアウトしていないの?ラッキー!と思いきや……「本当は小さいなと思ったんだけど、サンダル履きたいからちょっと無理した」って。
私もちゃんと確認すればよかったのですが、家を出るときベイビーをベビーカーに乗せたり、暑さ対策でアレやコレや準備したりと、バタバタバターチキンカレーになっていたので、ナンというか、ラッシーというか、あのインドカレー屋の謎のドレッシング気になるというか。

そんなこんなでお店に到着後、サンダルも買ってあげるということになったのですが、オシャレ好きで将来の夢はギャルとか言ってる5歳が欲しがったサンダルは、ちょっとしたヒールになっているデコデコなもので。高さの目安的にはこのぐらい。

そんなオシャなものを買ってあげるつもりなんてなかった私は、たまらず「それは危ないよ。転ぶ。公園にだって履いていけないよ」と言ってしまったわけですが、娘は「危なくない」「転ばない」「買ってくれるって言った」「公園に履いていかなければいいじゃん」と強気の態度。
私としては、5歳がこんなものを履いていたら、グギッてなって肥溜めに落ちて死ぬぐらいの感覚なのですが、私が田舎っぺすぎるのかなんなのか……。

結局、公園遊びでは履かない、歩いていて痛くなろうが今年はもうサンダルは買わない、という約束で買ってあげました。
購入時、タグを外してもらって家まで履いて帰ってきたのですが、とってもとっても嬉しそうに歩いていました。
「転ばないよ? 私は運動神経がいいから。ママだけだよ、こういうの履いて転ぶのは」
「でも、ママの足みたいにタコできるかもよ」
「やめてよ。てかママはヒール履いてないのにタコできてるじゃん」
「その昔、履いてた時期があったんだよ。そのとき出来てなおらない」
「昔って何歳?」
「25とか26とか」
「パパと結婚した頃じゃん」
「そうだね。その頃からヒールなんて履かなくなったね」
「なんで?」
「可愛いものを追うよりも、お金とかそういうことを考えるようになった」
「ちょっと何言ってるかわからない」
そんなことを話しながら帰ってきました。
タオルは買えませんでした。
ヒールなんか履いちゃって。
そんなに急いで成長しないでよ。
ちょっと寂しくなっちゃうじゃん。
でも「私がいいと言ったものだけ身につけなさい」もね。どこまでやっていいんだろうって。
ともかく、その辺歩くときだけ履く感じで。うちの近所に肥溜めはないからきっと大丈夫。


ここから先は

0字

¥ 150

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?