川戸二句

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続いていくもの

2014年6月。川崎での新しい住まいは等々力陸上競技場のすぐそばにあった。週末の度に聞こえてくる歓声に引き寄せられて、縁の無かったJリーグの試合を見に行くようになった。 中村憲剛と言う人を知ったのもその頃だ。ピッチを駆ける選手の見分けがつかなかった頃も、あの猫背はすぐに探し出す事ができた。知らない誰かとハイタッチして喜んだ初優勝、連覇、ルヴァン杯。いつしか私は青いものばかり選び、アウェイ遠征に出かけ、年齢を聞かれると「川崎フロンターレの中村憲剛と同い年です」と答えるようにな

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