社長がいなくても会社は回る?
おはようございます。弁護士の檜山洋子です。
どうしても金持ちになりたいという子供に、どうやったら金もうけできるだろうか、と聞いてみました。
具体的な職業が2つ3つ出てきましたが、どれも自分1人の技で稼がなければならないものばかり。ちなみに、「弁護士」は出てきませんでした。
でも、自分で時間をかけて労働するタイプの仕事だと、どれだけ単価が高くても限度があります。
時間の余裕がなくなって、好きな宝塚も見に行けない。
身体を壊したら一瞬で収入が途絶える。
それでも、好きな仕事ならいいですけどね。
できれば、好きな事で金儲けしたい!
趣味にも時間をかけたいし、家族と旅行もしたい。
そういうスタイルでビジネスをするには、周囲の協力が絶対に必要になってきます。
小さな会社の社長は、自分自身で身を粉にして会社の切り盛りをしている人が多いんですが、やればやるほど時間はどんどんなくなり、年を重ねていくごとに身体もしんどくなってミスが多くなる、という悪循環に陥ります。
そうならないために、経営者の皆様には、社長がいなくても会社が回る「自走式経営」の手法を学んでいただきたいです。
この手法は、社長が経営を放置していい、というものではありません。
放置すれば、従業員による横領行為や、会社乗っ取りが横行してしまいます。
放置するのではなく、社長としての責務を果たしつつ、社長が社内に物理的に存在しなくても内部統制を効かせた状態で会社が回っていく仕組みを前もって作っておくのです。
問題が発生してから対処するのではなく、予防できる体制を整えておくことが大切です。
従業員のやる気を引き出し、責任感をもって業務に当たってもらうことも必要です。
肉体に鞭打つ経営ではなく、脳みそに汗をかいて考え、体制を整え、メンバーとの協力体制を強固にして、社長がいなくても回る会社を作っていきましょう。