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12年目の「3・11」に思う事
12年前の2011年3月11日、読者諸兄はどのように過ごしていましたでしょうか。
当時富山市内で働いており、14:46になった途端急に建物が揺れ出して、暫くして揺れは収まりました。富山県内では地震が少なく、このような事態に対する心の準備が出来ておらず、慌てました。暫くして携帯電話のワンセグ画像を見ていた同僚が「うわっ!東北がエライ事になってる!」と叫び、職場の全員がテレビに釘付けに。日本列島が赤い線で囲まれ、「大津波警報」と言う前代未聞の言葉が画面に踊っていました。
暫くして富山市内のスーパーからは電池とミネラルウォーターが品切れになりました。市中のスタンドではガソリンの給油制限はありませんでしたが、高速道路上では一部給油制限が行われました。
その1週間後、用事があって上京しましたが給油制限が敷かれたガソリンスタンドではクルマの行列が見られ、夜になると街灯が間引かれていて駅から予約していたビジネスホテルまでの路地は暗く、あの東京が…とショックを受けました。
それから12年の節目になる今日、ツイッター上で考えをまとめてみました。以下ご笑覧頂ければ幸いです。
今日は #東日本大震災から12年。富山市内でもよく揺れた。その後東日本全域でガソリンはじめ燃料が不足した際にはそれを補うべく西日本で増産態勢が敷かれ、工場はフル稼働した。輸送手段も被災した中、西日本のタンクローリーも支援の為東日本各地へ動員された。#東日本大震災を忘れない
— 野江乃絵@自宅療養終了、再起動中 (@noenoe_seisan) March 11, 2023
#東日本大震災から12年 の回顧。東日本で電力や水道供給が不安定になり、特に電力では周波数の差により西日本からの融通が限られた中、西日本では各種商品を東日本に融通すべく、工場をフル稼働させて西日本のトラックも東日本に送り込まれた。#東日本大震災を忘れない
— 野江乃絵@自宅療養終了、再起動中 (@noenoe_seisan) March 11, 2023
#東日本大震災から12年 東日本、特に東北で津波などでバスが被災して稼働不能になった時には西日本各地のバス会社が東北のバス会社に車両を譲渡した。特に援助物資を満載して一般道をひた走り、宮城県や岩手県の被災地に送り込まれた大阪市営バスの写真は感動モノであった。#東日本大震災を忘れない
— 野江乃絵@自宅療養終了、再起動中 (@noenoe_seisan) March 11, 2023
#東日本大震災から12年 その他にも東日本で不足していたものは西日本で増産したり、知恵を働かせて必死になって東日本を支えようとしていた。これを1995年の #阪神・淡路大震災 で東日本に支えて貰った事の恩返しと考える人も多かっただろう。#東日本大震災を忘れない
— 野江乃絵@自宅療養終了、再起動中 (@noenoe_seisan) March 11, 2023
こうして見ると、「一極集中」とは言うものの、首都圏を擁する東日本と西日本が支え合う態勢が今でも生きている。東西問わず「首都圏が被災すれば全て終わり」ではなく、それを補完する「個性あふれる地方」が健在なこの国はまだ捨てたものではない。#東日本大震災から12年 #東日本大震災を忘れない
— 野江乃絵@自宅療養終了、再起動中 (@noenoe_seisan) March 11, 2023
以上、#東日本大震災から12年 の節目の日に #西日本 の東端と言える #富山県 在住の #東日本 出身のいちローカル新聞研究家 #横浜新聞研究所 の考えを披露した。#東日本大震災を忘れない
— 野江乃絵@自宅療養終了、再起動中 (@noenoe_seisan) March 11, 2023
「東京か、それ以外か」の二者択一を迫られる日本でなくてよかった、との考えです。今でも東京の文化の価値観では測れない、地方での文化が息づいています。出版やテレビを中心に東京一極集中の傾向が続いていますが、それでも地方があればこその東京です。
東京の文化は全国的に普遍のものではなく、各地の文化から見て相対視するべきもの、と考えます。
それぞれの地方で息づいている文化を必死に担っているのが地方新聞はじめとするローカルメディアで、読んでみるとなかなか面白い、と横浜出身・横浜在住・東京在勤時代にすっかり東京の価値観に染まっていた中で気付かされました。
2007年に富山に移りましたが、それでも隣接県はじめ各地のローカル新聞を見ている度に色々と気付かされる事が多いのです。