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資生堂が中国に投資をしていくことを表明

中国市場でコロナ前の売上に戻った資生堂

昨日、資生堂の2020年1~3月期連結決算が発表されました。その中で、魚谷社長が「プレステージブランドが前年比21%増と伸長しコロナ前に回復している中国市場に引き続き投資する」と表明、今後も中国市場をメインに注力していくことが明らかとなりました。以前私の投稿でも、様々なグローバルブランドがこぞって中国に注力をし始めているということを書きましたが、ようやく情報が表にでてきましたね。これから、さらに多くのグローバル企業が同じような発表をすることになるでしょう。

中国に全力で、は1,2年で十分

では、今後全ての企業が中国市場一本槍になるかと言うと、それはそれでもちろんリスクがあります。何といっても中国は2012年の尖閣諸島問題のような、政治的リスクは常に背中合わせですし、コロナ初期のような中国だけで何かしらの混乱が起きるとも限りません。ではどうしたらいいか。稼ぐポイント(国)をいくつか持っているべきです。それが一番のリスクヘッジでしょう。まだ海外展開していない日本企業も、今回のコロナの件で、稼ぐ国が日本だけだとかなりハイリスクなのだということが、身に染みて感じだと思います。皆さんはどうですか??

今年は本格的なグローバル・マーケティング元年の予感

今まで、日本市場のみで戦うリスクというのは、人口が少なくなることによるマーケットの縮小が一番大きかったのではないかと思います。今回のコロナの一件で、意外なところからリスクがまだあることが分かりました。もちろん、海外展開を形にするのはお金も時間もかかることで、とても大変なことです。ただ、企業を50年、100年継続させるためには、取り組んでいかなければいけないことなのには間違いありません。今年は今まで以上にグローバル展開に舵を切る企業が増えるでしょう。逆にグローバル展開をできない日本企業に明るい未来はないでしょうね。

現場からは以上です!

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