中国マーケットを日本企業の視点で

中国マーケットをメインに、マーケティングやコンサルティングのお手伝いのお仕事をしています。主に「中国マーケットをターゲットにしたい日本企業からどうやってお金をもらうか」という目線で書いていきます。

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最近の記事

公募案件が血の海に。。。

公募案件は超絶レッドオーシャン先日、久しぶりに国の公募案件に応募しました。とはいえ、自分たちで主体的に応募をしたのではなく、「応募をしたいから、力を貸して欲しい」と相談を頂いた会社さんにちょこっとだけ協力した形での参加でした。結果は、不採用。その結果に特に驚きはしないのですが、色々と情報を集める中で「今、地方の公募案件で予算が小さい案件でも30~40社くらいの応募がある」という話を聞き、とても驚きました。通常時であれば、案件にもよりますが、5~10社くらいの応募くらいが平均的

    • 中国越境ECのパターンがどんどん増えていく!

      検討中に新しいサービスがビシバシ出てくる! 天猫、京東、kaola、vipなど、越境ECを検討する日本企業は、まずはどのプラットフォームを活用するか、比較検討をすることから始めるのではないでしょうか。そして、どのプラットフォームがどんな特徴があるのか、どれを使うのが正解なのか、など、比較検討をして最終決定し、さらにそこから開店に向けて準備、となり、検討から開店までおおよそ1年半~2年くらいかかるのが、日本企業の一般的な流れではないでしょうか。 皆さんもお気づきかと思います

      • 中国・海南島バブルが始まった!

        中国の沖縄と言われる海南島が、買い物アイランドに 6月1日、中五穀国務院は「海南省自由貿易港建設全体方案」を発表いたしました。発表された内容を要約すると、下記のような内容になります。 ・2025年までに貿易・投資の自由化・円滑化を進め、自由貿易の港としての機能ならびに体制を構築する。 ・2035年までにさらなる開放政策を展開し、高水準の自由貿易の実現を目指す。 ・海南自由貿易港では、島内全域で「関税ゼロ」とするなど、貿易の自由化を実現する。 ・島内全域での運用開始に先

        • 中国人が日本のビジネス習慣に合わせてくれている

          先日、久しぶりに「あー、中国人だなぁ」という中国人と商談をしました。元々、中国式と日本式でビジネス習慣の大きな違いは、 ・中国式・・・すべてを最初に決めるのではなく、進めながら決めていきましょう ・日本式・・・すべてを最初に決めてから、進めましょう と言えるかと思います。(もちろん全員に当てはまる訳ではないですよ!) 先日商談をした中国人はまさに中国式の進め方をしようとしていました。その際、「久しぶりだなこの感じ」と思い、なぜか懐かしさを覚えました。それと同時に、日本でビジ

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        記事

          コロナ禍で激変するインバウンド業界

          インバウンド業界で生き残る会社、淘汰される会社新型コロナウイルスの影響を真正面から受けてしまっている業界の一つであるインバウンドビジネスの業界。今までも数年単位で、新しい会社ができては淘汰され、というのを繰り返してきましたが、このコロナ禍において淘汰されてしまう会社は少なくないでしょう。 そんな中でも、生き残っていく会社はどういった会社なのか。2011年に東北大震災の際、今と同じように訪日客が全く来なくなった時も、手を変え品を変え何とか乗り切った経験がある私の経験則から考えて

          コロナ禍で激変するインバウンド業界

          大成功事例のご紹介/中国のキャラクターを使った販促

          日本初上陸の中国で人気のキャラクターを起用※今回の文章と、TOPのキャラクター画像は一切関係ありません。 今日は、私が手掛けてきたお仕事の中で、大成功(売上が爆発的に伸びた)と言える事例を一つご紹介します。色々と差支えがあるので、具体的な名前などは伏せてお話しますので、分かりづらいところもあると思います。ご容赦下さい。さて、どんなことをやって成功をしたかというと、中国で認知度があって人気のキャラクターを使い、訪日中国人向けに日本のブランドとタイアップさせてドラッグストアを中

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          中国ライブコマースの真理が見えてきた

          6月18日セールも順調に終了した様子中国の2大セールと言われている6・18セールが終了しました。京東の総売上は2,692憶元(約4.04兆円)と、過去最高を記録、大きな盛り上がりを見せました。そして京東最大のライバルであるアリババは、この数字を一つの目安として今年のW11はさらに総売り上げを伸ばすべく、もうすぐ準備が始まっていくでしょう。今回は、この6・18セールを盛り上げる施策の一つとして色々なところで紹介をされている「ライブコマース」について、掘り下げたいと思います。

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          中国の方とのビジネス・コミュニケーション・テクニック まとめ

          ディス・コミュニケーションは起きるべくして起きる!今日の投稿は、恐らく皆さんが普段から何となく意識せずにやっていることだと思います。ただ逆に言うと、改めて言語化している人も少ないのかなと思って投稿することにしました。 仕事を進めていて、それぞれ関わるプレイヤーの認識の違いで大きなトラブルになるようなことってないですか??私自身、クライアントとサービス提供会社の間に入ることが多いため、このようなトラブルが起きないように手を尽くしています。特に、中国の方と仕事をしているとこのよ

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          転売は、正義か悪か!?

          「転売」と聞いて持つ印象は?私たち日本人が「転売」と聞いて、悪い印象を持つことはあっても、良い印象を持つことは ほとんどないのではないでしょうか?つい最近だとマスクの転売が社会的な問題となっていました。でも言い方を変えて「せどり」という表現にすると、サラリーマンが良く読むような雑誌などで「簡単に始められる副業」として紹介されていますよね。もちろん犯罪ではありませんので(マスクを除く)、法律的を犯しているわけではないですが、なぜこうも「転売」という言葉は良い印象を持たれないので

          中国ブランドの化粧品が日本で売れる日

          中国ブランドは日本を目指さないのか?世界のグローバルブランドが、中国大陸での販売にこぞって力を入れてきているという話は何度か記事にさせてもらいました。日本の大手コスメメーカーも中国に力を入れていくという考えを次々と表明しています。この流れは少なくとも今年いっぱいは続きそうです。 この流れの中で、こう思った方はいませんか? 「逆に中国のコスメブランドが日本に進出してくるパターンはないのか?」と。HUAWAYやHaierなどのハード系、ctrip.com(日本ではtrip.com

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          KOSE、POLAも中国マーケットに注力することを発表

          資生堂に続いた日本の各化粧品メーカー以前、資生堂が中国マーケットに注力をしていくことを発表したという投稿しましたが、ここにきて続々と日本の各化粧品メーカーも中国マーケットに注力していくことを発表していますね。このことも、以前に投稿した記事の通りになっています(別に自慢したいわけではありませんよ)。日本以外のグローバルブランドも同じような動きをしているので、ここまではある程度予測できたことです。では一方で、日本のマーケットに対する各社のスタンスはどんなものでしょうか。 訪日外

          KOSE、POLAも中国マーケットに注力することを発表

          「日本製だから買う」という時代が遠い過去になる日

          ※今回の記事は、過去の経験や何かの情報に基づいた記事ではなく、あくまで個人的見解を述べた記事です。その点ご了承下さい。 どんどん高まる中国製品の品質日本に比べて中国のIT技術が進んでいることは、もう当たり前の事実になっています。(個人的な尺度として、良くも悪くも日経新聞が定期的に同じような切り口の情報を発信するようになったら、日本のサラリーマンの頭の中にもその情報が「常識」として定着している、と判断しています。)さらに加えて、今や化粧品や日用品なども品質やブランド力が上がり

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          資生堂が中国に投資をしていくことを表明

          中国市場でコロナ前の売上に戻った資生堂昨日、資生堂の2020年1~3月期連結決算が発表されました。その中で、魚谷社長が「プレステージブランドが前年比21%増と伸長しコロナ前に回復している中国市場に引き続き投資する」と表明、今後も中国市場をメインに注力していくことが明らかとなりました。以前私の投稿でも、様々なグローバルブランドがこぞって中国に注力をし始めているということを書きましたが、ようやく情報が表にでてきましたね。これから、さらに多くのグローバル企業が同じような発表をするこ

          資生堂が中国に投資をしていくことを表明

          中国の大手メディアが苦戦中。その打開策は??

          個人消費は持ち直しつつあるものの。。。コロナウイルスの影響を受けて、中国の大手メディア(特に、旅行系や生活習慣系のアプリ)の広告収入が激減しているようです。一部で、「中国の消費行動は戻りつつある」と報道されていて、実際に私も先日の記事で紹介をさせて頂きました。確かに、これは事実のようで、中国の国を挙げて「経済活動を再開しろ」という通達が各省、各企業の共産党窓口に届いているようです。しかし、先に挙げたような、中国国内の直接消費に関係ないような大手メディアへの企業からの広告出稿は

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          インバウンド関連の同業社に思うこと

          できることをやるのは良いことだけど。。。私たちインバウンド関連のビジネスをやっている会社にとって、この一連のコロナ騒動はご多分に漏れず大打撃を受けています。外国人の方が日本に来るのが前提で成り立っているマーケットなので、当然ですよね。正直、今までやってきた仕事は、ほとんどない状態です。そんな状況の中行動を起こしている会社はいくつもあって、特にオンラインセミナーと称した営業セミナーが盛んに行われています。それ自体は素晴らしいですし、否定するつもりは一切ありませんし、やるべきだと

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          中国企業の日本法人、どうやってお付き合いする?

          「日本支社」という考えが当てはまらない!?ここ数年、アリババ、テンセント、美団点評など、中国の大手企業が日本に進出をしてきています。我々日本人のビジネスマンの感覚からすると、「中国と同じサービスを日本市場で展開している中国企業」と聞くと、「中国企業の日本法人だな」と思うのではないでしょうか? 実際に名刺交換すると、その企業のロゴが入っていたりするのでそう思ってしまうのは仕方がないのですが、よく見ると会社名が入っていなかったり、会社名が全然聞いてことがない名前だったりすることが

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