見出し画像

インバウンド関連の同業社に思うこと


できることをやるのは良いことだけど。。。

私たちインバウンド関連のビジネスをやっている会社にとって、この一連のコロナ騒動はご多分に漏れず大打撃を受けています。外国人の方が日本に来るのが前提で成り立っているマーケットなので、当然ですよね。正直、今までやってきた仕事は、ほとんどない状態です。そんな状況の中行動を起こしている会社はいくつもあって、特にオンラインセミナーと称した営業セミナーが盛んに行われています。それ自体は素晴らしいですし、否定するつもりは一切ありませんし、やるべきだとも思っています。ただ、私が違和感を感じずにはいられないのは、その内容です。

アフターコロナ、そんな甘くはないでしょ

今こういったオンラインセミナーを開催しているのは、地方自治体など国絡みのクライアントを多く抱える会社が多い傾向なのですが、おおよそ内容を聞く限り、「コロナはいつか終わる、その時のために今からしっかり準備をしておきましょう。」というような内容でお話をされている会社が多いようです。クライアントが地方自治体だと仕方がないのかもしれないのですが、「そんな甘い見立て、浅い考え方じゃだめでしょ」とツッコみを入れずにはいられません。日本の緊急事態宣言はもしかしたら6月にも終了するかもしれませんが、海外からの旅行者が去年までのように日本に大量に押し寄せるようになるには、ウイルス流行の第2波、第3波があることを考えると、もっともっと先になるでしょう。間違いなく年単位で先になるでしょう。そんなのちょっと想像力を働かせればすぐに誰でも分かりそうな気がしますが、セミナー開催が目的になってしまって、内容の掘り下げが甘すぎる結果
、こういった内容になってしまっているんだと思います。

正解は5年後にしか分からないけど

自分のビジネスの領域を「あと数年は死んだ状態」と思うのはとても残念ですし、そうは思いたくないですが、どう楽観的に考えようとしてもあと数か月で去年までの状態に戻るとは到底思えないのです。なので、弊社の場合はマーケットは「中国」は変えないものの、ビジネスドメインを少し変更しようと思い、仕込みをしています。これが正解かどうかは5年くらい経ってみないと分からないですが、「あと数か月で元通り」と思っている会社と比べたら、成功に近い準備をしていると思っています。そして、今安易にそういった内容のセミナーをやっていない企業と、今後お付き合いをしていこうと思っています。

現場からは以上です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?