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私は両手で、ココアの入ったカップを包んでいた。 伝わる暖かさにホッとする。店内は適度に温…
「でしょ〜?幾らクリスマス前だからって、ファミレスみたいなイタリアンの店に、彼女を連れて…
ずっとだ 貴女は毎晩、泣くようになっただからボクは、その涙をずっと、見つめてる 毎晩、貴…
「やっぱりさ〜。どう考えても納得いかない」「……」「両親の仲がいいのは息子として結構なこ…
ーーこの写真のような部屋に住みたいーー ある朝、妻の菜月はインテリア雑紙の1ページを指で…
離婚届をテーブルに置くと、二人目の家内は家を出ていった。久しぶりに田舎に帰った俺は、呑み…
キミが消えてしまってから僕は苦手だった家事をやる日が増えた いや、違うな増えたんじゃない今まで全く やらなかっただろ? 増えたなんて かっこつけるそんな自分にこんな僕自身に どうしようもなく嫌気がさす どこまで見栄っ張りなんだなんの為の見栄なんだよ プライドと云ってしまえば少しは聴こえがいいのか そんなことを考える自分が つくづく みっともない男だって今頃になって 知った 部屋を掃除していると あちこちに キミを感じるんだ部屋に落ちてる羽根を見て 寝室にも
「ただいま。う〜寒い」「お帰り琉偉。雪はまだ降ってるのか」兄の柊が炬燵に入り、寝転んでい…