デンマークに来て2日半が経った。しばし頭から離れてしまっていたこのnoteの存在を思い出し今書いている。 まずはまたここに戻ってこれて心底嬉しい。 去年の滞在では、最初の方ひたすら能動的に友人に会いに出向き(最初の1ヶ月はは宿がなく、友人宅を転々とさせてもらった)、その度サービス精神溢れる出迎えをしてもらい、刺激的な日々をずっと送っていた結果、終盤でどっと疲れが押し寄せた。 今回の1ヶ月の滞在ではその反省を活かしてスロースタートを心掛けている。ほぼ誰にもデンマークに来るこ
毎日30分書く!と意気込んでいたくせに宣言をした瞬間毎日が充実し始めた。 そういう類のことがよくある。 割と高性能の大きなプリンターが家にあったのだけど、したって展示できるようなプリントができる訳ではないので、だったらコンビニのプリンターでいいじゃん!と思って実家に移動させてから、もう何度もプリンターを使いたいがために実家に帰るケースが出てきている。 何か表現をしたら取り込めるようになった!と伝え始めた途端表現への熱が冷めていった。 もしかしたら大事なことは人に宣言しな
料理も洗濯も掃除も、買い物だって、意外と全部嫌いじゃない。というか楽しい。晴れた日の洗濯なんて終始浮かれ気分だ。 ということに自分が驚いている。家事=大変と思ってたけど、私の場合、時間があって、自分でペースを決められれば楽しめることがわかった。 生活にまつわることって否が応でも繰り返すから、その中でほんの少しずつ発見があって、楽になったり、上手になったりするのが幸せなのかもしれない。 最初の動機が前向きかどうかに関わらず、繰り返していくうちに楽しくなることってあるんだな。
巡回展の最終日。何度もギャラリーを出入りしてずっといぶかしげに私の顔を見ていた女の子が、ん!!!って花をくれました。 そういえば年末にもおんなじようなことがあったなぁと思い出して。花束を落っことしてバスに乗った私にランドセルの女の子が真剣な顔で追っかけて花を渡してくれて。傘を差し出す勘太のようだったな。優しく勇気あるシーンに2度も出くわせて私の人生悪くないかもしれないと思いました。あと花ってなんかすごいんだね。 2度の展示で自信も不安も明確になってきたなーと。全てが宙ぶらり
関節が柔らかすぎるから、自分でストレッチをしてこの凝り固まった筋肉をほぐすのは難しいと思いますよ。運動などで動かしてしまった方が手っ取り早いです。 そうプロの方に2度伝えられたので、重い腰を上げて家から15分のところにあるプールに通い始めた。 前々からプールで泳いだあとは、なんだか体に良い疲労感があって、気分がいいな〜〜〜〜けど着替えたり乾かしたりハードルが高いんだこれが。くらいの認識だったのだが、立て続けに3日ほどプールで泳ぐにしてみたら、はっきりと肩の力が抜け、胸が開き
料理のレパートリーが一向に広がっていかないことにずっと疑問を抱いていた。 食べることは好きだと思う。というか大抵の人よりはしっかりと、毎日3食、そしておやつも食べている。 外でフラーッとお店に入るみたいな素敵な習性がないので、人と会える時以外は大抵自炊。感じの良いレシピ本を買うことだって度々あったし、料理家さんと共に仕事をすることだって少なくない。そういえば新卒で入った会社は食品メーカーだった。当時は毎日のように外食をして、色んな料理に触れていたはずなのに。実家でもたくさん美
以前、カメラマンとして本当に撮りたいものは何なんだろうという自らへの問いに対してずっと、それはもう悶々と、7年間くらい考えている期間があった。その時期はなぜかどんどん周りの情報を受け付けなくなっていくような感覚があって。色々な広告も目障りな気がするし、雑誌も、メディアも、SNSも、何というかあらゆる情報、そしてアピールしているものを目にすることに抵抗があった。 まだ自らもしっかりと認識できていないアイデンティティが、何者かに脅かされる感覚だったのかもしれないと今振り返って