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Clubhouse創業者のメッセージがエモかったので翻訳しました

友人に「ClubhouseってAndroid版出ないの?」って聞かれたときに、「資金調達時のリリースでたしか作るって言ってたと思うよ。ええっと記事は……」と元記事を読んだら、なかなかエモいことが書かれていたので日本語に翻訳しました。

元記事(2021/1/24公開)はこちら ↓

【以下、私なりの翻訳です。Google翻訳をベースにしつつ、読みやすいように注釈やリンクを加えつつ書き換えています。カッコで書いているところは注釈です】

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Clubhouseは最近急速に動き出していますが、旅が始まったのはずっと前であったようにも感じます。
私たち2人は、2011年に共通の友人を通じて出会い、SNSへの愛を通じてつながりました。当時、Rohan Sethは、同じ街に住む友人を見つける助けをするシステムに取り組んでいて、Paul Davisonは『Highlight』という、周りの人々との友情を構築するのに役立つアプリを開発していました。
『Highlight』は2016/7にPinterestに買収され、PaulはしばらくPinterestで働くことになります)

その後の10年間、2人とも、SNSを作ることに取り組み続けていました。新しいアプリを試しては失敗し、またやり直して……の繰り返しです。
私たちが再会したのは2019年の秋のことでした。Rohanが、珍しい遺伝子疾患をもって生まれた娘Lydiaを助けるためにおこなっていた活動を通してつながり、最終的に一緒に働くことになりました。

非常に忍耐強い2人の配偶者の支援を受け、良くないとは思いながらも、私たちはSNSアプリを最後にもう一度だけ試すことを決めました。オーディオ分野での何度もの試行錯誤の末、昨年(2020年)3月に『Clubhouse』を立ち上げました。
私たちのゴールは、より人間味を感じることのできるSNS体験を作ることです。文章や写真を投稿する代わりに、他の人と集まって話すことができる空間です。
私たちの北極星(North Star Metric=絶対に見失ってはいけない指標)は、会話を終えてアプリを閉じた人が、友情を深めたり、新しい人々と出会ったり、学びを得たりすることで、アプリを開く前よりも良い気分になっていることでした。

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私たちの他の試みとは異なり、Clubhouseは人々の心に響き、10ヶ月の間で、少数のベータテスターから、多様に成長し続けるコミュニティーネットワークへと急速に拡大しました。
この1週間、ミュージシャンや科学者、クリエイター、アスリート、コメディアン、親たち、起業家、株トレーダー、非営利団体のリーダー、作家、アーティスト、不動産業者、スポーツファンなど、世界中の200万人がクラブハウスにやって来て、話し、学び、笑い、楽しませ、出会い、つながりました。私たちが今まで関わってきたものの中で、最高にテンションが上がりました。

私たちが一番好きなのは、声が人々を結びつけることです。世界のどこに住んでいるかや、どのネットワークにアクセスできるかには関係なく、
Clubhouseでは、自分とは生活が大きく異なる人々と一緒のRoomにいることができます。

この大荒れで問題を抱えた数年の中で、Clubhouseの人々は、社会正義改革(social justice reform=社会的に公正な世界を目指す運動)、BLM(黒人差別の問題)、反人種差別といった、重要で難しい議題のために集まりました。
Ruth Bader Ginsburg(連邦最高裁判事。性差別の撤廃を求めた自由主義派)が亡くなったとき、Hallway(Roomが並んでいるClubhouseのメイン画面)を埋め尽くすほどのRoomそれぞれで人々は、憲法について話し合ったり、RBG(彼女)の子供時代についての話を共有したり、お互いに黙って祈ったりしていました。

毎週、遺伝子疾患を抱えた子供たちの両親が、医師や研究者、他の親御さんらと医療の発展について議論するためにClubhouseに集まります。話し合い、討論し、そして学ぶのです。

Clubhouseのコミュニティの素晴らしさと創造性にも驚かされました。
Clubhouseには毎晩、人々でいっぱいになった何千ものRoomがあります。ゲームショーの開催、NBAの試合の振り返り、オペラの歌唱、哲学の議論、ミュージシャンとの出会い、旅行の小ネタの共有、サポートグループの運営、みんなで瞑想をするなど。毎日、トークショーだったり、コメディだったり、ギター演奏だったり、歴史の講義だったりがおこなわれています。

12月には、Clubhouse内でおこなわれたオーディションで出会った、見ず知らずの40人が、Clubhouseでリハーサルを行い、Clubhouseで何千人もの人々に向けて、本格的なミュージカルを披露し、大きく報道されました
彼らは、人々が集まるためのまったく新しい手法を、声の力だけで創り出しています。

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【翻訳ここまで】

このあとは、2021年の全世界展開に向けて、a16zこと『Andreessen Horowitz』から、シリーズAのときに続き(Wikipediaによれば2020/5に1200万ドルの投資を受けている)リード投資家として動いてもらい、資金調達を終えられたこと。
その資金調達の使い道として、どのようにClubhouseを進化させていく予定かについて書かれています。
今回はエモの部分を伝えたかったので前半しか訳していませんが、本来はここからが本題ですね(笑)

おおざっぱに言うと
・Android対応
・サーバー強化
・サポート体制の強化
・Roomのランキングやレコメンド機能
・クリエイター側が収益を得る仕組み
の5点が書かれているのですが、こちらは箇条書きなぶん、Google翻訳でそのまま読めると思いますので元記事を読んでいただければと思います。

10年という、ずいぶんと長い旅にわたる末の華々しい成功は、記事を読む私たちまでうれしい気持ちにさせてくれますね。
Clubhouse内でミュージカル『ライオンキング』が上演されたということも今回初めて知って、とても面白い取り組みだと感じました。
世界ではいろんなことが起きているんだなあ……。

記事で省略されている2人の10年については、以下の記事の方がまとめてくださっているので、そちらも読んでみるのをオススメします!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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