困っている時だけでなく、うまく行っている時も一緒にいてくれる人は大切な人・本当の私との出会い
ちょっと長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。音楽は専門ではない私が、自分のオリジナルCDを、プロのミュージシャンに演奏をお願いして、自らプロデュースするという初めての経験に絡めて感じたこと、気づいたことなどを記します。
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先日、私のジャズ友さんが私のCDを買ってくれて、お礼を兼ねて電話で話をしました。
このジャズ友さんとは4〜5年前に知り合い、時々セッションやライブに一緒に行っていましたが、今年はコロナのことがあり一度も会っていなくて、久しぶりの会話でした。私よりずっと若い人です。
最初に彼女が言ってくれた言葉が「本当にちゃんとしたCDを作ったんだって手に取った瞬間分かりましたよ!本当にやったんだと感動しました!」でした。その口調に本当に気持ちが込もっていたのでとても嬉しかったです。
今年の1月にレコーディングすることまでは話していました。そこに至るまで色々なことがあって悩んだりしていたことも話していました。「ちゃんとした」というのはパッケージも含めて諸々について言ってくれたと思います。
彼女は楽器も演奏できるし作曲もできる人ですが、私は指の関節症のため楽器の演奏が出来ません。セッションに参加しても、自分では演奏できないでオリジナル曲を持って行き、楽譜を渡してひとに演奏してもらうというのは、私自身とてもハードルが高いのです。
そんな私のために「こんなセッションがありますよ」と、作曲家のためのセッションをネットで見つけて誘ってくれたのが彼女でした。3年前のことです。
2人で何も分からないで行ってみたそのセッションで、その後師事することになったアメリカ人ベーシストさんとの出会いがありました。作曲も演奏もグレードが高い素晴らしいミュージシャンです。
CDを作るきっかけを作ってくれたのがこのベーシストさん。ですから、彼女がこのセッションを見つけて誘ってくれていなかったら、CDは作れていなかったと思います。
ピアノが弾けない私のことも考えてくれて、ピアニカなら大丈夫なのでは?と提案してくれたのも彼女でした。(鍵盤が軽いので)以来、ピアニカを持ってセッションに参加することで、引け目を感じることがちょっと少なくなりました。
そんな感じで困っていた時に彼女がヒントをくれて道を拓いてくれました。よく、困っている時に助けてくれる人が本当の友達だと言います。
一方で、時には必ずしもそうではない…という経験をした方もいるかと思います。
もうずっとずっと前のことですが、私が困ってかなり落ち込んでいた時期にとても親切にしてくれた友達が、私が持ち直して状況が良くなるにつれて不機嫌になった…という経験がありました。
そう言えば…と思い出したのが、知り合いの人の話です。その人のお兄さんが、やはり困っているととても良くしてくれるのに、幸せそうにしていると態度が変わって冷たく当たってくると言っていました。
人の心とは複雑なもので、そのような言動をしてしまうのは理解は出来ます。(理解できるのは、きっと私の心の奥にも同じ種があるからですね。)
ですから困っている時だけでなくて、上手くいっている時にも一緒に喜んでくれる人こそ、本当に貴重で大切な友達なのだと思うのです。
私も、人の幸せを喜んだり応援できる心の余裕がある人間でありたいと思います。その為には自分がまず幸せであること、自由に生きていること、楽しんでいることが大切だと思うのです。
今回CDを作ってみて、完成したら本当に喜んでくれた方たち、CDを買って「ずっと聞いてます」と言ってくれる方たちがいて、改めて私は人に対してどうありたいのかということを考える機会にもなりました。
「自分が放った物が返ってくる」
よく言われることですけれど、これは真理ではないかと思っています。他人に何かを求めるより、自分がそうであれ…ということですね。結局、自分が大元であるということで、良いものもそうでないものも、自分が人に与えたものが返ってきますが、与えた相手から返ってくるとは限らないので、気づきにくいのかもしれません。
私はこの歳まで自分や人の心の観察をして来て、その中で色々気づきました。(心おたくなので。)
また、このCDひとつにしても、遡って考えて行くと、ジャズ友さんだけでなく、あの人がいなかったら今私はここにはいないなぁ…と思う人間関係ばかりです。
「あそこで嫌な思いをしてあの人から離れたから次の出会いがあった」など、良くも悪くも、全てが今に繋がっています。
まるで、誰かがシナリオを書いたストーリーを生きているかのように、あらゆることが繋がって見えます。その誰かとは…全てを知っている本当の私、ひとり一宇宙の「私の宇宙を見守っている私」なのかもしれません。
人は「自分が造った宇宙」で仕事や趣味や子育てや、あらゆることを通して、この「私」に出会うために生きているのかもしれない…と最近の私は思っています。この「私」に色々な呼び方がありますが、私は「本当の私」と呼んでいます。この肉体の私ではなくて、もっともっとずっと大きな意識としての私です。
話を戻して、はじめに書いたジャズ友さんとの電話ですが、そもそもの目的は、私が今回CDのプロデュースという初体験から学んだこと、得た情報をシェアすることでした。今後の彼女に何らかの役に立ちそうなことをお話ししました。ど素人がやったからこそ気づいたことがたくさんありました。彼女が音楽を楽しむ一助になったらいいなと思います。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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YOKOのオリジナルアルバムのお知らせです。私が書いたオリジナル曲をdoe4が演奏しております。
曲の一部を視聴して頂けるアルバムトレーラーです。YouTubeのアナリティクスで見ると、noteからアクセスしてくださる方の割合が多いです。ありがとうございます。動画も慣れないながら自分で作ったものなので、見ていただくだけでも大喜びしています。
配信ストアです。ストリーミング、ダウンロードはこちらからどうぞ。
演奏しているdoe4のみなさんのプロフィールです。
noteで繋がったMOZAIC MAGAZINEの編集長ヨコザワカイトさんによるライナーノーツです。
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【creema】オンラインショップ
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【ディスクユニオン】
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