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勝手にチャレンジ1000 0091 ライチ三姉妹

 なぜ山に登るのか?そこに山があるからだ。
という有名なことばがあるけれど、私の場合、なぜ種を植えるのか?

 それはただ、そこに種があるから、だと思う。

 種をみたら、芽を出させたくなる。果物なんかの場合、大きく育ってまた、果実がなったらいいなー、なんて、ファンタジックな夢想もするけど、トトロじゃないし、グリーンサムを持ってるわけでもないので、当然そこまで本気ではない。せいぜいが、どんな芽が出るのかみてみたい、とか、芽が出たら大きく育てよ、くらいな気持ちだ。

 去年、末っ子が、COSTCOで生のライチを買った。ライチというと、私としては、台湾とかタイとかのものという感覚だったが、それははるばるメキシコだか、南米のどこかだか、もう覚えてないけど、とにかくもっと遠いとこから来たものだった。産地が思いがけなかったのと、種子が大きく美しかったので、ついついまた発芽欲が沸き上がってしまった。

生のまま飛行機でやってきたのだし、生きてるよね。お水をやれば育つかも。

 見所のありそうな、大きくて美しい種を3個選んで濡らした脱脂綿の上に置き、待つこと・・・待つこと何日だ?忘れてしまったけど、忘れた頃に種の先端に白いものがでてきた。やがて、そこから、針のように細く、先端が尖った赤い芽が立ち上がってきた。

ライチの芽はライチ色!

驚きだった。美しかった。

2023年7月

 3個とも順調に発芽したので、鉢植えにした。ライチ三姉妹だ。三姉妹はそのまま出窓に置かれ、室内で冬を越した。

 一冬越えて、丈も伸び、葉も大きくなった。茎も木質で、草でなく木の苗である。暖かくなってベランダに出してみた。外でももう生きていけそうだ。

 さて、くりと朝活である。
小さな鉢からすぽっと、土ごと抜くと、土がホロホロっと崩れて根っこがむき出しになった。根が浅くて驚く。普通、植え替えるときは、大体鉢の形に根が伸びて、時には根っこでパンパンになってるものが多い。イメージと違い、ライチの根っこは細くて浅い。そういうものなのか、それともこの子がそうなのか?ライチについての知識はほとんどないことに気付く。

まだ種子の殻がくっついている。
根が細くてそんなに張ってない。

なんだか、植え替えるのはまだ早かったかな?という気もしたが、鉢を大きくしないと大きくならないと思い直し、くりを牽制しながら手早く植え込む。この夏は猛暑で特に高温多雨らしい。南国果樹向きな気がするし、大きく育ってね。でもライチって本当に大きくなると三メートルくらいになるらしい。どうする?って、まずはちゃんと根がついてくれなきゃね。

 後から調べたら、ライチは根をいじられるのをかなり嫌い、根付きもよくないので、植え替えは、鉢の土のままそっと・・・ということだった。そして、意外にも猛暑にも弱いらしい。うーむ。

頑張れ三姉妹!

無責任な私である。

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#gardenwork1000

 


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