【出展レポート】エコプロ2021~エシカル消費を体感するワークショップ~
2021年12月8日~10日に開催した『エコプロ2021』。日本最大級の環境展示会です。エシカル消費の啓蒙を推進する消費者庁様とタッグを組んで、「エシカル消費を体感するワークショップ」の企画・運営をさせていただきました。「楽しい!おしゃれ!な体験からエシカル消費のきっかけを提供」をコンセプトに、日替わりで異なる3種類のワークショップを実施しました。
エシカル消費啓蒙ワークショップ①間伐材で作るクリスマスオーナメント
間伐材でおしゃれなクリスマスオーナメントを作ります。この体験を通して、東京含め都心部に住んでいるとなかなか気づきづらいけれど、日本の中で実はとても身近な里山課題・間伐材を知ってもらうきっかけを創出したいと考えています。
エシカル消費啓蒙ワークショップ②着なくなった洋服で可愛いコースター・タッセルをつくろう!
日本で廃棄される洋服の量は年間48万トン。(環境省) 着なくなった洋服でカワイイ小物を作ることで、「まだこれ何かに使えないかな?」というアップサイクルの視点と、好きなものを長く使う視点を得てもらうことを目的としています。
エシカル消費啓蒙ワークショップ③エコ素材で作るクリスマスリース
最近おしゃれな雑貨店などでも人気の『ソラフラワー』をご存じですか?タイの田園に生えてしまうソラの木から出来ています。成長がとても早くてじゃまなだけでなく、燃料にもならないのでやっかいものとして、長年廃棄されていました。そんなソラを活用した、クリスマスリース作りです。和紙のような質感で成形しやすいことと、高い保水力があるのでアロマで香りづけがしやすいので、大人気なんです。今まで活用されていなかったものに、目を向けて有効活用するとともに、ビジネスにもつなげていくという視点の提供を目的としています。
意識の高い子供たちと対峙して、大人として恥じない姿であるかを省みる。
「展示会を訪れた小中学生が、楽しみながらエシカル消費を学べるワークショップを実施したい」と消費者庁様からお話いただいた際、平日の展示会で小中学生?と思っていました。当日参加してびっくり、学生、特に小学生がたくさん!今まで色々な展示会に参加しましたが、こんなにお子さんが多い展示会は初めてでした。
お子さんの人数にも驚きましたが、その勉強熱心な姿勢にはさらに驚きました。展示会で何を見るのか、何を質問するのか、事前にしっかりと下調べをしていて、話を聞きながら熱心にメモを取る姿に感動するとともに、大人も頑張らないとな、と身の引き締まる思いがしました。
エシカル消費をジブンごと化するためには体験が近道と信じて。
知識を得る際に、本や映像で見たり聞いたりして得たものと比較して、体験を通して得た知識は、理解の深さ・記憶の持続の面で勝ると考えています。エシカル消費をより身近なものとして理解するとともに、暮らしの中で積極的に取り入れてもらうために、これからも「エシカル消費を体感するワークショップ」を全国各地で提供してまいります!