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「人は意識した方向に生きる生物」創業3周年に感じたこと

こんにちは。
裸足のキャリコンライター、むねようこです。

いきなり肩書をつけてみました。
これが私を凝縮していっている気がしています。
今日は別の話をしたいので、私の取り組みはまた改めて話します。

さて、私はかねがね、人間だけが物事に意味づけができる生き物だと感じています。
猫を3頭飼っています。便宜上、誕生日を設けていますが、その日が来ても彼、彼女らは自分の誕生日だと認識しません。ちょっとしたご褒美にいつもよりもグレードアップさせた餌を与えても、翌日には「昨日と同じえさじゃねーのかよ、ちぇ」と舌打ちされるのが関の山です。
むしろ毎日朝は5時に起きて「腹が減った」と鳴き、飼い主に対して遊べ構えと鳴くのは、日々日々変わりません。

ところが人間は、「誕生日だ」といえば美味しいものを食べに行ったり、旅行したりします。しかも一人ひとりの記念日はそれぞれに違うから、1年365日すべてが誰かの記念日になっているだろうと推察します。

そんな本日5月30日ですが、実は私がofficeたまこぶとして開業し、丸3年を迎えた日になります。

この日に開業したのには何か意味があるのかと問われても、全くありません。2019年の5月中にに開業届を出したかったのですが、都合のつく「大安で一粒万倍日」がこの日しかなかったからです。ただそれだけ。
しかしびっくりするほど日が良かったと、後で知ります。開業の日を四柱推命で鑑定してもらったところ、「1億円プレーヤーの星」でもある「劫財帝旺」が月柱に入っているといわれたのです。
丁寧に日を選ぶのも大事ですが、勢いが意外にも選ぶ日まで自然と後押ししてくれるのかなと感じます。

開業前後に、officeたまこぶのコンセプトを考えました。

「想いを素直に言葉にし
心が喜ぶ行動をしよう」


これがメーンテーマですが、その背景をしたためた文章があります。
実はもっと深い意味付けをしていたのです。

美しい花が咲くためには、素晴らしい種や苗、水や肥料、陽の光…
あらゆるものが必要だと感じるでしょう。
けれど一番大事なものは、実は土。
豊かな土壌でこそ、ほかのものが活かされ、花は美しく咲き誇ります。

同じように人間も、素晴らしいスキルや思考を手に入れたとしても
豊かな土壌、つまり素直な心がなければ、行動につながりません。

自分の心、本音を大切にする。
頭では理解できても、なかなか行動できずに
その場に立ちすくんでしまっていませんか?
いつも自分を後回しにしていませんか?
自分の本音にふたをしていませんか?

私たちが幸福度を高めるには、学歴や給料よりも自分で決める「自己決定権」が重要だと言われています。
自分で決めるには、まず自分の心に素直になること。
本音という、心に浮かんだ「想い」を言葉にするから、行動につながっていきます。

それには自分と向き合い、自分を知ることが大切です。
私たちは一人で、あるいは対話やグループを通じて、皆様が自分自身と向き合える環境をつくり、背中を押すのが使命だと考えます。
だから、時に厳しいことをお伝えするかもしれません。
あなたに、自分の心が喜ぶ行動をしてほしい表れです。

私たちは自分の本音を大切に行動できる人材を増やしていきます。

たまこぶのロゴです。埼玉の勾玉、おめでたい水引、ラッキーカラーの赤青緑という希望のもと、デザイナーさんに考えていただきました。ちなみによく見ると、猫型なんですが、それは屋号の裏テーマとも関係があります笑

この文章を書いた当時、私は手帳講師をメーンの生業としていました。
出会う人はみな、自分の本音にふたをして、自分を後回しにしている人が多かった印象があったからです。

ただ、改めて読み返して感じるのは、これまでの私自身も「あなた」に含まれている現実でした。
私こそ長い時間、自分の本音を口に出せず、行動にできずに悩んできました。その根っこにある自分の痛みから目を背け、切り離して生きてきました。
そんな私が創業して3年の間に壁にぶち当たり、絶望し、生き直しを図る中で、「この私でも大丈夫なんだ」と、やっと実感できるようになりました。
気持ちとしてはやっとスタートラインに立てたという実感です。

同時に、人が意味づけできる生き物だとしたら、その意味付けした方向に進む生き物でもあると感じています。

私はこの3年の間に手帳講師からキャリアコンサルタントに戻り、これからはエントリーシートや職務経歴書の添削に力を入れていこうとしています。それは想いを言葉にすることが、自分に力を与えてくれると感じているからです。
一方で、エントリーシートや職務経歴書をつくるには、たくさんの壁打ち(対話)が必要です。人がどのように意味づけをするのかは、1人ひとりの背景が違うため、語られてみないとわかりません。光を当て込み、言語化する作業が面白い所以(ゆえん)です。
それが言葉を紡ぎ、編み込む作業だとしたら、たくさんの言葉を紡いでいかないと、編み込んでいけません。

創業時のコンセプトとしてつづった文章は今、湧き上がってくる想いさえも包含してくれていました。
だからこそ人間は自分が意味づける方向、つまり意識の方向にぐいんと進む生き物なんだと、自分自身の節目の日に改めて感じました。

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