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クラスのマドンナは人知れず泣いていた 第2話
「おーい、なにぼーっとしてんだよ早く行くぞ」
同じサッカー部で同じクラスの仲の良い大沢に声をかけられた。
大沢「お前、最近おかしくない?常にぼーっとしてる感じ。部活中もさ、、」
〇〇「そう?」
大沢「そうだよ、心ここにあらずって感じ」
〇〇「大沢はよく僕のこと見てるんだね」
大沢「なんだよそれ。」
〇〇「最近、ずっとある人のこと考えてる」
大沢「ある人?え、なに好きな人?」
〇〇
クラスのマドンナは人知れず泣いていた 第1話
窓の外でざぁ...ざぁ...と雨の音がする。
雨の中、グラウンドで走る人影はない。
普段外で練習をしている部活はだいたいは室内練習をおこなっている。
僕が所属しているサッカー部は基本雨が降っていても校舎内での筋力トレーニングなどを行っているが、先生の気まぐれで今日は、休みになった。
教室に忘れ物をしてしまった僕は同じくサッカー部の友達を待たせて慌てて教室へと向かう廊下を走っていた。
廊下