見出し画像

着実に時代は変わっていく

3月26日、ミッキーとミニーの顔が変わりました。

東京ディズニーリゾートで会える彼らの顔がすべて一新されると聞いて(しかも変化が思ったより大きかったので)、最後に一目見るために、そして27年間のお礼を伝えるために、先日ディズニーランドに行ってきました。

私自身は今回の変化をとても残念に思っています。前のミッキーのほうがかっこよくって生き生きとしているように見える。顔に生気を感じます。

新しいミッキーの顔はかっこいいというよりも可愛らしい。二次元のミッキーをそのまま立体化したという印象なので、可愛らしさを求めるファンにとってはいい変化なのかなと思います。


個人的にはとてもショックを受けた出来事でした。できることなら、これからも前のミッキーに会いたい。どこかで会える機会を作って欲しいくらい。

ですが、数日経って少しだけ冷静さを取り戻し、そもそもなぜ変化を決めたのかも気になっています。

「アメリカ本社から顔変更の圧力を受けていた。慣れ親しんだ顔への愛着が強いファンが多いため、東京は変化に対して抵抗していた」という噂も耳にしました。この真意は定かではありません。

でも「本社と別の顔を使うことは禁止」という契約があれば別ですが、そのような契約がないと仮定した場合、東京だけ別の顔を使うという選択肢もできたはずです。にも関わらずそれをしなかったということは、きっと理由があるはずです。

キャラクターに対して、可愛らしさや二次元の世界観との整合性を求める層が増えているのかもしれません(実際、新しい顔はイラストのミッキーの顔に近くなっています)。
人口の多い国、たとえば中国の好みに寄せたのかもしれません。

そして、顔が変わったからこそ出来ることもあるのだと思います。

かっこいい大スターのミッキーから、可愛らしくちょっとふにゃっとしたミッキーに変わることで、より「親近感」を持てる交流ができるようになるのかもしれない。

これからVRの導入でディズニーの世界観に入り込めるアトラクションができるのかもしれない。その際、イラストに近いミッキーだからこそできる世界観があるのかもしれない。


今回の変化に対して、インターネットでは前の顔を愛していたファンからの批判や寂しがる声も多く見られました。ただこのような反応は織り込み済みだったのだと思います。

ここ数年で、国民的アニメの声優が多く変わりました。サザエさんやドラえもんや。変化の前後には大きな批判も聞かれましたが、だからといってそれらアニメがお茶の間に浸透していること、多くの人が思い出のアニメとして心に留めている事実は変わりません。

はじめは変化に抵抗を示したとしても、時が経つにつれて受け入れてもらえる、愛してくれる。そう判断したのかもしれません。

運営会社の裏事情が公開されることはなさそうですが、詳しい方の分析があればぜひ読んでみたいです。


個人的には3歳の頃からミッキーの大ファンだったとはいえ、ここ3年以上ディズニーリゾートを訪れていませんでした。今回ミッキーの顔が変わらなかったら改めて行く機会はつくらなかったと思います。

かなり久しぶりの訪問で、ミッキーに会えたことはもちろん良かったですが、ディズニーリゾートが着実に変化を重ねていることを実感しました。

チケットのスマホ表示対応。待ち時間が分かるアプリ。ショーの抽選が会場に行かずともスマホでできること。来園当日であればアプリからお土産を購入でき、自宅まで送れること。更に今後はファストパスがスマホから取得できるそうです(発券機まで行かなくていい)。新しい「美女と野獣」エリアも建設中です。

着実に時代は変わっていく。

ミッキーの顔の変化がどのような形で回収されるのか。
ディズニーリゾートが新しく体現していく「夢の世界」はどんな世界なのか。

今後の動向を楽しみに見ていきたい。そう思っています。

サポートでいただいたあたたかさは、note記事や活動で還元させていただきます。お読みいただき、ありがとうございます♡