#03_まずは検索!おすすめプラットフォーム4選
こんにちは!五大陸のアーティスト・イン・レジデンス制覇を目標に掲げている(?)現代美術家/イラストレーターのイチカワです。
第3回となる今回は、アーティスト・イン・レジデンスを探すためのおすすめプラットフォームをいくつかご紹介します。
「国内外のアーティスト・イン・レジデンスに挑戦したいけど、どうやって探せばいいかわからない!」というアーティストの皆さんに少しでも役に立てば幸いです。
国内のレジデンスを網羅!国内向けプラットフォーム「AIR-J」
国内のアーティスト・イン・レジデンスを探そうとすると、まず検索で出てくるのが「AIR-J」です。
全国に点在するレジデンスを網羅できるほか、現在募集しているレジデンスのプログラムも簡単にチェックできます。各地でレジデンスが開設されていることもあり、掲載数が増加しているようです。
締め切り間際のレジデンスが掲載されることもあるため、定期的にお知らせや募集プログラムをチェックすると◎
また、EU圏内のレジデンスも掲載しており、日本とヨーロッパそれぞれの情報を一つのプラットフォームで検索できます。
個人的な意見ですが、AIR-Jに掲載されているレジデンスは競争倍率が高い印象です。
とはいえ、こちらに掲載されていないレジデンスも多々あるので、幅広く知りたいという方は別のプラットフォームやSNSなどを併用すると良いかもしれません。
世界中のレジデンスが集まる「Res-Artis」
Res-Artisには世界中のアーティスト・イン・レジデンスの情報が集まります。
都市から郊外まで様々なレジデンスが紹介されているほか、ユニークなプログラムが設けられたプログラムもよく見かけます。国ごとにレジデンスを検索できるため、すでに行きたい国が決まっている方にはおすすめです。
国外のアーティストとプラットフォームについて話していると大体「Res-Artisを見て応募した」と聞くことが多いです。
ビジュアルアートからパフォーマンスまで!助成型レジデンスが多数派満載「On the Move」
国内外の助成型レジデンスを探すならOn the Moveがおすすめです。
ビジュアルアートだけでなくパフォーマンス、ライター向けのレジデンス情報なども多数掲載されています。
運営はオランダの会社ですが、ヨーロッパからアジア、南米に至るまで各国の助成型レジデンスの情報がチェックできます。
レジデンス以外にも仕事や展示会の公募等の情報も掲載されているので、アート界隈の情報もゲットできます。最近では日本のレジデンスもちらほら見受けられるようになりました。
助成型というだけで倍率が上がるのは#02でお話しさせていただきましたが、こちらに掲載されているレジデンスは、好条件での応募が多いため競争率も非常に高いです。
あらゆる公募情報はここでゲット「artconnect」
掲載数という点で見るとartconnectはピカイチです。InstagramやX等のSNSと連動して掲載しているため、チェックがしやすいことも挙げられます(※なお、上述のRes-ArtisとOn the MOVEもソーシャルメディアのアカウントがあります)。
レジデンスから公募情報まで幅広く検索できるほか、自分の活動領域に絞って検索できるので、自分に合った情報を拾いやすいです。
プライベートなレジデンスというより、芸術関連の団体が運営しているレジデンスの方が多いかもしれません。サイト内で世界中のアート団体やアーティストも検索できるようです。
情報源はinstagramがトレンド?
最近ではinstagramで公募しているレジデンスもたくさんあります。
例えばInstagramのタグで#artistinresidensyや#opencallなどと検索すると、国外レジデンス情報がたくさん出てきます。上記に挙げたプラットフォームに載っていないレジデンスもたくさんあるので、意外と侮れません。
レジデンスの公募情報だけをまとめたアカウントなどもあり、それらをフォローすると気軽にチェックできます。ただし、リアルタイムに情報が更新される分、その情報が埋もれてしまう欠点もあります。
自分に合った方法で見つけよう!
レジデンスは世界中にあるため、自分が行きたいレジデンスを探すのは一苦労だと思います。
個人的におすすめなのは、2〜3つくらいに情報源を絞って定期的にチェックすること。
例えば、私の場合は①国内向けプラットフォームや②国外向けプラットフォームを定期的にチェックし、③インスタで気になるレジデンス運営団体/公募情報アカウントをフォローという三段構えにしています。
時間があるときは他のサイトを見て回ることもありますが、意外と情報が重なることがあるので、大体網羅できます。
創設したての国内のレジデンスは検索サイトに載っていないこともあるので、もし気になるレジデンスがあれば、過去のスケジュールを参考にしてチェックするのもいいかもしれません。
ぜひ自分に合った方法でレジデンスを見つけてみてください!
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