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カメラマンによる調理シーン撮影レシピ~超本格的ビーフシチュー


昭和のマジシャンみたい

原色のセットアップを着ている私の姿を見て、ある人に言われた言葉。
昭和のマジシャンみたいという言葉のチョイス&表現にちょっとウケた(笑)
どうやら原色のセットアップを着ていると・・・私はマジシャンに見えるらしい。
ははは♪

さてとっ。
長~い前置きはおいといて♪

この調理シーンも自撮りに挑戦。
マニュアルフォーカスonlyレンズ、スチーム、両手を使って1人で自撮りするという難しい撮影にチャレンジ。

難しかった!

ビーフシチューを煮込んでいるシーンを左横からモノブロック1灯で撮った。
写真のポイントは「人の気配を感じさせること」

今まで私は撮影の仕事をしてきて、商品のシーン撮影などを色々撮ってきた。
人の手を添えない写真も必ず撮影するが、おまけで自分の手を入れたカットを追加で納品しとても喜ばれたことがある。
それ以来、商品のシーンなどでおまけで人の手を入れた写真を撮るようになった。

モノブロックをアクセサリーなしで撮ると鍋の周辺が明るすぎてイメージと違う。
鍋の周囲を暗めにしたかったのでモノブロックにケント紙を巻き、簡易スヌートのようにして撮った。
スヌートというアクセサリーで撮ると光を限定できる。
だが、私は持っていないのでケント紙を巻いて代用した。

≪撮影レシピ≫
○三脚にカメラを高い位置からセット
○光は左横からモノブロック1灯+ケント紙を巻いて光の照射範囲を限定
○ISO・・・・・・・125
○レンズ・・・・・・TSE90mm(シフトレンズ/マニュアルフォーカスレンズ)※シフトレンズの良さは今度また書くね♪
○カメラ・・・・・・canon 5D mark3

リモートコントローラー不使用(カメラに触らずにシャッターを切ることができるアクセサリー。長時間露光などでの手振れ防止の時にも使う)
リモートコントローラーの長さが今回は足りなかったので使うことを断念。

①カメラを三脚のかなり高い位置へセット。
セルフタイマー10秒設定。シャッターボタンを押して鍋の場所まで5秒で移動。

左手で木べらを持ちつつ右手でスチームを鍋に当てながら撮影。
スチームを使った理由=ビーフシチューの肉にハイライトのような効果を入れたかったから。スチーム効果があるのとないのでは全然違う。

スチームを使いながら木べらを持ち自撮りするのは結構難しい。
だが、タイミングが合えば1人でも撮影可能だ。
もう少し練習しよう。

これ以降は、私の壮絶な(笑)ビーフシチュー作り体験記をお楽しみくださいませ♪

*************

丹精込めて作ったビーフシチュー



「超本格的なビーフシチューを作ってみたい」
「たまには手の込んだ料理を作りたい」

ふとそう思い、料理本やネットでビーフシチューのレシピを探した。

中濃ソースやトマトケチャップ、コンソメで簡単にビーフシチューを作る方法もあるようだが・・・作るからには難しい方がいい。
やるからには徹底的にシチューを煮込んでみたい。←ホント嫌だね~こういうめんどくさい人(笑)

と、手間がかかる作り方を選択したのだが、仕事をしながら作っていたので想像以上に時間がかかってしまい、途中でビーフシチューを作りだした自分にキレた(笑)

超本格的なレシピですごく美味しそう~♪という理由でdancyuさんのレシピをお借りすることにした。

仕事帰りにビーフシチュー作りに必要な買い物を済ませ、あまり深く考えずに作り始めてしまったら・・・ブイヨンを作るだけで4時間!!!
鍋を前に初日に絶望したwa。わはは。
仕事もあるので4時間も鍋の側にいるわけにはいかない。
レシピでは二日間でビーフシチューが完成できるようなのだが、諸事情によりずっとビーフシチュー作りにかかりきりにはなれない。
すぐに作戦変更し、朝か夜、台所仕事をしながらビーフシチューを作ることにした。

1日目(10/10)・・・中目黒での撮影から帰宅後、夕食後の片づけをしながらブイヨン作りの用意を始める。牛すね、牛すじを大きめに切りフライパンでこんがりと焼きつける。
セロリ・人参・玉ねぎ・ローリエ・牛すじ・牛すね・ふたつまみの塩と水を大鍋に入れ1時間煮る。肉のみ取り出して冷蔵庫へ。久しぶりに作る超本格的な煮込み過程。なんだか楽しくてわくわくした。

2日目(10/11)・・・早朝、大鍋に入れたブイヨンの具材を1時間半煮込む。肉だけ取り出して冷蔵庫へ。吉祥寺まで仕事へ出かける。鍋のスープのかほりでうきうき⭐︎

3日目(10/12)・・・お休みの日。うちの猫ちゃんの誕生日♪
早朝30分間ブイヨンを煮込む
夕方、ブログを書きつつ更に1時間煮込む。これでやっとやっと第一段階4時間のブイヨン仕込みが終わった。
その後トマト缶をフライパンで煮詰め、ペースト状にする。

ここまで到達するのにすでに3日間!
すでに挫折キレ気味hahaha……
自分にキレた時は笑いに昇華するしかないね★
母に「ちんどん屋」と言われた派手なオレンジ色のズボンで空中キックをしてみる。

4日目(10/13)野菜を炒めて2時間煮込み、裏ごしして野菜ピュレを作る。午前中は画像編集の仕事。

5日目(10/14)ブラウンルウを作り、赤ワイン、ブイヨン、野菜ピュレを加えて煮込み冷蔵庫で一晩寝かせる。テスト撮影をしつつ撮影準備に追われる。

6日目(10/15)一日目で煮込んだ肉をブラウンソースで煮込みやっと完成。牛肉がほろほろ&柔らかジューシー♪味見をして喜んでいたが、撮影する際に煮込みすぎて牛肉が崩れてしまった・・・・・いや~んショック★

シフトレンズは画質と表現力が他のレンズと違うから好きだ。マニュアルフォーカスonlyなので、絞りが浅い写真の場合、シビアなピント合わせが必要。

ビーフシチューが完成するまで、あまりにも手間と時間がかかってチャレンジした自分自身にキレた(笑)仕事をしながらだったから、心に余裕がなかったのかもと反省。
だが、完成したビーフシチューの味は。

非常に・・・・・
お、お、おいしい♪
美味しいの⑤い力がなくてすまん。←語彙力だよ
とにかく感動の一皿であった。

ビーフシチュー作りを通して学んだこと。

ビーフシチューを自ら作り、さらに撮影方法に拘るのは相当無謀だということさ。

ただそれだけ。フフッ(*^^)v 






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