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マッチングアプリで出会った人たち
マッチングアプリには色んな人がいる。
会うたびに刺激を受けつつも、何一つ方向性が定まっていない自分と比べて落ち込んだり。でもそれに気づくだけでもいいことだと前向きに受け止めることにしている。
中でも、新しい価値観を知れた人たちがいて。その人達の話を書こうと思う。
私と同じように組織というものがどうも苦手で、会社に違和感を感じているMさん。解決策として、FIREを目指していて、あと数年で達成するらしい。達成してもすぐに会社を辞めるんじゃなくて何か会った時にそういう逃げ道を用意しているらしい。今は節約生活と投資をしながら、平日は夜遅くまでバリバリ働いている。今の状況が嫌だけれど冷静に解決に向けて進んでいてすごいと思った。そして実現に着実に向かっている。確かに服装や生活費は切り詰めているなと会った時に感じたけれど理由を聞いて納得した。
次に会ったのが、現在は製薬会社に勤務しているが、自身のボディメイクを通して自分の身体づくりで健康を広めたいと、トレーナーとしての独立を目指すK さん。コンテスト前はストイックな食事制限と筋トレに励んでおられる。最初は趣味だったけれど、やりだすと結果が目に見えて面白くて体力も上がり免疫もついたとのこと。本業にしたいと自信を持って夢を語っていた。また仲間想いで地方に転勤時にお世話になった人を今でも大切にしていて、情も厚くて。彼だったらトレーニングしてほしいと人が集まってくるんだろうな。私は体育会系の仲間意識みたいなものと程遠い人生だったけれど、いいなって思った。きっと恋愛とかそういう関係で考えると合わないかもしれないけれど、陰ながら応援したいと思った。
その次に会ったのは、内科医のOさん。常勤で総合病院で勤務していたが多忙過ぎて、今は非常勤で複数の病院で勤務しているそう。結婚をしたいと思っているがもしできなかったら、いつかこども食堂などで社会に貢献したいらしい。趣味や欲がほとんどなく、甥っ子も経済的に豊かな環境でお金を残す人がいないから、奨学金制度に寄付するか、なにか困っている人のせめて役にたてたらと考えていると。私だったら、引退後世界旅行に行こうとか、家を買おうとか自分のために使うことしか考えつかないのに奉仕精神がに驚いた。100円の募金をしただけですごいいいことをしたと酔いしれている自分が少し恥ずかしくなった。
その次は弁護士のSさん。バリバリ働いていて、仕事がものすごく楽しいみたい。頭の回転が早くって、のんびりしている私は置いてかれそうだった。理解力があって、でもちゃんと話を聞こうとしてくれて。きっとバリキャリの彼女のほうがしっくりきそうかもな~と思ったけれど。元彼女もアメリカに研修?とか言っていたので、なんのキャリアもない私とよくお茶しようとおもってくれたなと笑。
ほんとに同世代でもいろんな人がいて、みんな自分の目指すところに向かっていて刺激しかなかった。
素敵と思うところは沢山あるけど、すぐに惚れることがなくなったのは歳のせいかもしれない。背伸びしすぎて本当の自分より良く見せようとかはしんどい。休みの日はダラダラしたり、会社に行きたくないとか言ってしまうけれどそれが私だから。変えたいと思っているけれど、そんなこと1ミリも思ってません、前向きですなんて胸張って言えない。この同仕様もない状態に今います、といえる人ときっと一緒になるんだと思う。
運命ってよくわからないけれど、とりあえずあんまり決めずに流されてみようかなと思う。そして気になる人とは会って話す。そしたらなんか見えてくるかもしれない。見つからなくても、自分の答えを探すことからは逃げないでいたい。