子どもの役割?
我が職場の大学は専門職養成を兼ねていますが、その職業を自分自身が志向して入学してくる学生が、肌感覚では年々少なくなっていっているように感じます。
大概の学生は「親や先生に勧められた」と言います。
やりたいことが明確でなかった学生は、足を踏み入れてみてしっくり来る学生もいるのですが、やりたいことがあっても親や先生が勧める進路を選ぶ学生もいます。
これって何なんでしょう?
義務教育後の学費や生活費は、社会人としての経済基盤が十分でない間、親が支払っていることが多いです。
それと関連するのか、親に学費を出してもらっていることや、何らかの居場所を確保するための生活費が乏しいことを理由に、学生たちは親の意見を尊重します。
また、人生の先輩である先生や親といった目上の人の意見に逆らえない、従わなければ心身の安全、安定の生活が脅かされるような実情もあるのでしょうか。
superのライフ・キャリア・レインボーは、人生のライフロールとそのエフォートを可視化できますが、ライフロールの中身次第で将来のエフォートが左右されるのでは?と思ってしまいます。
子どもの役割って何でしょう?
親の意見を尊重することでしょうか。
自分の意思をしまい込み、親のアドバイス通りに生きることでしょうか。
進路決定の場面において、親は子どもにどうあってほしいでしょうか。
子どもは子どもの役割を果たしながら進路を考えていることを、親や周囲の大人は理解し支援していきたいと思います。
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