2025.2.11

僕は視線を向ける
部屋の中から
壁に張り付いた窓の向こうへ

午前中に外へ干した洗濯物がなびいている
風に揺れ動く姿に
僕の時間は失われているのか

昨夜、洗濯機が回り
一枚ずつ手元で挟み込んだ洗濯物のいくつか
その時に指が触れた動きを
冷たい冬の風に吹かれ揺れる姿に覚え、
それを見つめる視線の何気ない意思は
僕を置いて絡みつく

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