棚の設置

部屋に新しく棚を設置した

棚らしい棚は初めてのことで
大きな変わり目と感じられる

気づいたのは
今まで少しづつ増えた家具にはない
運動が立ち籠めているということ

その運動が部屋を満ち行き
揺れ動いているということ

部屋の志向性が丸裸に流れ
新しい部屋作りが出発しているよう

たとえば、
間近に設置された棚の方へ
私が視線を忍ばせると
変わり目という名の側面の生々しさより
骨組みがこちらへ波打って来る

空間の分け目にもひとつ、
響かせるものがあると思う

天井と壁に対する床、
あくまでそのように営まれてきた暮らしが
四分割の
個性的な色として並び立っていく

次第に馴染んでいくことは想像しやすい
今だからこそ思えるスケッチをしておこう

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