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今日の六枚。2024年7月4日

最近メルカリで購入した、フォクトレンダーのカラー・スコパー(COLOR -SKOPAR)21mm f4Pで写真を撮ってみた。以前からスナップで28mmより広角で撮りたいと思うことがあり、ソニーα7IIを使っていた時には当時発売されたタムロンの17-28mmを買ったこともある。ただしその頃は静止画しか撮っておらず広角を持て余してしまい、すぐに手放してしまった。

Q2で28mmに、iPhone 15 Pro MAXで24mmに慣れた今なら、21mmを使いこなせるのではないかと思い、購入を検討し始めた。最初はライカ純正のスーパー・アンギュロンやエルマリート、ズミクロンの21mmを探したがいかんせん高価。比較的安いスーパー・アンギュロンはデジタルライカでは使えないという情報もあり、フォクトレンダーのレンズで21mmがあることを知った。


M9につけるとこんな感じ。絞りの上にあるのはフードなので、本体はかなりコンパクト。僕の持っているレンズだと、ズマロン35mm f3.5に非常に近い。フィルター径は39mmで、nokton classic 40mmと同じ。フードをつけた状態でレンズキャップを装着できるのも素晴らしい。


Leica M9
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
善福寺川緑地にて

まずはM9での作例から。絞り開放のf4で撮影。等倍で見るとそこまでシャープとは言えないが、絞れば変わるのかも。普段28mmや24mmで撮ることが多い場所だが、21mmはぐっと左右の景色が真ん中に寄せられた絵になるが、それほど違和感はない。


Leica M9
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
杉並区役所にて

これはf5.6くらいか。色味が人工的で微妙な気もするが、それはレンズのせいではなくM9のせいかもしれない、笑。前ボケもゆるい。


Leica M9
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
善福寺川緑地にて

これは開放。Q2やiPhoneのシャープな絵とは違って、オールドレンズ感がある。最初に見た時はピンと来なかったが、これはこれでいいかも。35mmや28mmは広角とはいえトリミング感があるが、21mmは野放しな感じがゆるくていい。


Leica M8.2
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
浜田山商店街にて

ここからはM8.2での作例。M8はAPS-Hなので焦点距離は約28mm相当になる。実はM8.2で28mmで撮ってみたいという気持ちが昔からあり、21mmが欲しかったのだ。さっきのM9の21mmとは違い、見慣れた画角で安心する。


Leica M8.2
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
杉並区にて

絞り5.6くらいか。当然だが高画素のiPhone 15の方が綺麗に撮れる気がする。晴天すぎたのか。28mm相当では黄色い重機がかなり遠く見えるのが残念。


Leica M8.2
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
杉並区にて

人間の目で見える風景に近いのは、24mm〜28mmだと感じる。21mmはやや間延びする。動画向きなのかもしれない。日常的にスナップを撮るには28mmが良いのは改めて分かった気がする。

ということで今回はカラー・スコパー21mmのファーストインプレッションを書いてみた。次回はもっと絞ってみたり、モノクロの作例でも撮ってみたいと思う。


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