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十三夜に見た夢

十三夜の月を
あきらめきれず

かわうそばけるくんは
窓際に寄せたソファーに横になって

カーテンのすき間から

雲が途切れ
月の光が溢れ出す瞬間を

今か
今かと
待ちつづけました。


気づけば
明け方


肌寒さに目を覚ました
かわうそばけるくん

タオルケットを
からだに巻きつけながら

真夜中に見た
十三夜の月を思い出します。


あれは
夢だったのかな


目をとじれば
はっきりと

ひかり輝く月の姿を
思い浮かべることができるのです。




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