【食養生】心を癒す「なつめ」の不思議
こんばんは(こんにちは)、お立ち寄りいただきありがとうございます。
今回は「乾燥なつめ」(以下、なつめ)の推し話です。
皆さんはなつめを食べたことがありますか?
見た目はやや地味(?)ですが、
実は手軽で身近な「スーパーフルーツ」です✨
とくに女性には嬉しい効果がたくさん!
季節の変わり目で、
・なんとなく元気が出ない
・不安感がある
・寝つきが悪い
そんな感覚のある方にもおすすめです。
なつめとの出合い、
第一印象は「・・・」
今では大好きななつめですが、
第一印象はあまり良いとはいえませんでした。
最初に買ったのは、富澤商店のもの。
私が行った店舗ではドライフルーツのコーナーではなく、白キクラゲなどの中国食材と一緒に並んでいました。
料理に使うのかな?と思いきや、
そのままお茶請けとして食べても良いと知り、
さっそく1つ、食べてみました。
感想は・・・
皮にはハリがあってやや固め、中はソフト。
独特の「もしゃもしゃ」とした食感。
ほのかな酸味があって、
噛むほどに優しい甘味が感じられるような、
感じられないような・・・
おいしい!というよりは
「なるほど(体によさそう)」
というのが第一印象でした。
(夫の感想は「ほぼ無味」とのこと)
ところが、養生ダイエットを続けているうちに
味覚がリセットされて舌が敏感になってくると、
なつめのほのかな甘味が
しっかりと感じられるようになりました。
(むしろ、以前食べていた市販の菓子類は甘すぎて食べられなくなりました)
おやつ以外の利用方法としては、
お粥のトッピングにしたり、細かく刻んでに小豆煮に加えることも。
鶏肉+野菜類のスープになつめを加えると参鶏湯(サムゲタン)風に✨「薬膳」感が出るのでテンションも上がります(単純)
もちろん食べ過ぎはNG! 1日3個くらいを目安にしてください。
ちなみに「ナツメヤシ」は全くの別モノなので購入時はご注意を。
「気」と「血」の両方を補う
薬膳(中医学)の考えに基づくと、
なつめは生命力の源である
「気」と「血」の両方を補うことができる貴重な食材のひとつです。
気血の両方を補う食材は他にもいくつかありますが、動物性食品(ブリやサバ、豚肉など)が多いので、調理不要&おやつ感覚で手軽に食べられるなつめは、使いやすさの点からも抜きんでています。
栄養素の面では、
鉄分やカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、葉酸やナイアシンなどのビタミンB群、食物繊維などが豊富。
皮には抗酸化作用をもつポリフェノールがたっぷり。美容と健康に役立つ「エイジングケア」食材といわれる所以ですね。
その歴史は古く、中国の言い伝えにはこんなものも・・・
おさらい/薬膳的<3つ>の魅力
①「補気・益気」で元気に!
生命エネルギーの基本である「気」を補い、抵抗力を高める働きがあります。虚証タイプの方はもちろん、「なんだか元気が出ない」「心が落ち着かない」という方にもおすすめです。
・こんな症状に・・・疲労感、冷え性、体力低下、食欲減退など
②「養血」で貧血予防!
全身を巡る大切な「血」を補います。貧血や目のかすみ、不眠の緩和、肌トラブルの解消にも。栄養素としては鉄分が多く、赤血球を作り出すのに欠かせない成分である葉酸も豊富。貧血や鉄欠乏症にも効果があります。
・こんな症状に・・・顔色が冴えない、爪や舌が白っぽい、眼精疲労など
③「安神」で心を穏やかに!
なつめに多く含まれるパントテン酸には、ストレスをやわらげる副腎皮質ホルモンの働きを促し、ストレスへの抵抗力を高める働きがあります。不安感がある方、不眠(なかなか寝付けない)という方にもぴったり。
・こんな症状に・・・精神が落ち着かない、動悸、不眠、健忘など
◯さらなる「エイジングケア」効果も!
なつめについてグルグルと調べていたら、
こんなトピックを見つけました。
最新の研究(2023年)で、なつめに含まれる成分「ベツリン酸」に
皮膚細胞の老化を防ぐ効果があることが明らかになったそうです。
発見したのは、なつめの名産地・福井の県立大学。県産品の新しい価値を地元の大学が見出すなんて素晴らしいですね。
今後はなつめを使ったスキンケアや健康食品などが続々と誕生するかもしれません。楽しみ!
<最後に>
これから迎える秋は、理由もないのに悲しくなったり、憂鬱な気分になりやすい季節でもあります。
夏の暑さで体力を消耗し、「気」や「血」が不足して疲労感がたまっているという方も多いかもしれません。
そんな時はなつめを食べてひとやすみを。
優しい甘さに心が癒される感覚をぜひ味わってください。
★最後までご覧いただき
ありがとうございました★
・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?