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「認知症親の介護」グチ🔥10選!まだまだ続くよどこまでも!!【7位~4位まで】
前回の「認知症親の介護」グチ🔥10選!どーしようもない!ケド、吐き出さずにはいられない!!【10位~8位まで】の続きです。
認知症の母(バアバ)83歳との同居生活8ヶ月間でのグチをランキング形式で吐き出します!
今回は第2弾、7位~4位までのグチをお送りします!🔥
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🔥グチ7位:食器棚でパズルをする
実家のリビングには数年前に購入したちょっと洒落た大きな食器棚がある。
無駄にたくさんある実家の食器のほとんどを収納できる頼もしい食器棚なのだが、ここにきてその収納力が裏目に出ている。
同居を始めてすぐにバアバに料理させるのはヤバイと気付き、食事作りは私、後片付けはバアバ、と役割分担するようにした。
といっても任せるのは後片付けの全てではない。
残ったおかずの保存や、鍋やフライパンなどは私が先に片付け、バアバには食器洗いとその後の食器の片付けをしてもらっていた。
自分でやれば30分程度で終わる作業量だ。
ところが、バアバに任せると2時間経っても終わっていないことが多い。
なぜそんなに時間がかかるのか??
バアバに片付けを任せた後、時々様子を見ていると原因が分かった。
食器棚の食器を全部だしてパズルしてるじゃねーか!!
洗った食器を食器棚に戻す時に、どこに戻すが分からなくて、なぜかほとんどの食器を食器棚から出してテーブルに並べ、一から入れ直していた。
しかも「あーでもない、こーでもない」とブツブツ言いながら、出したり入れたりを繰り返している。
それでも最終的には全ての食器が食器棚に収まるのだが、困るのは普段使っている食器の場所が毎回変わることだ。
特に次の日の朝、時間が無い中で使いたい食器が見つからない時はストレスがハンパない。
私的にはよく使う食器ほど、一番取り出しやすい中央付近の棚板に置きたいのだが、バアバ的には中央の棚板ほどデカくて重い食器を置くことを美学としている。(中央の棚板が一番分厚いから)
当然ケンカになるし、普段使う食器を真ん中に置いてくれと言っても、毎回「ハイ!」と返事だけはいいが、その通りになることはなかった。
ほどなくして、バアバは晩ご飯の後片付け担当をクビになった。
バアバから仕事を取り上げることはできるだけ避けたいが、それよりも自分にかかってくるストレスが上回った。
でもクビになったのは晩ご飯の片付けだけだ。
朝食と昼食で自分が使った食器だけは今もバアバが片付けているので、時々昼間に私が居なかったりすると、今でも食器棚パズルは行われている。
夜ご飯の支度で食器棚を開いた時に、目の前に何年も使ってないような大皿が詰め込まれているのを見ると思わず「チッ!」と舌打ちしてしまう。
年末の掃除の際には、使わない大きな皿は食器棚から別の場所への移動を計画中だ。
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🔥グチ6位:郵便物紛失事件
バアバの唯一の外に出る日課が「新聞の夕刊をとりに行く」だ。
実家は大きなマンションで、朝刊は玄関まで届けてくれるが、夕刊はマンション1階の集合ポストに入れられる。
新聞を読むことはバアバの中での数少ない「やるべきこと」に設定されているので、夕刊を取りに行くミッションだけは毎日欠かさずに行くのだ。
忘れていても、声をかければすぐに行く。
バアバが自分から外に出る唯一の日課であり、無くせないお仕事なのだが、リスクもある。
郵便ポストに届いた他の郵便物がバアバに回収された場合、紛失することがあるからだ。
特にバアバ宛に届いた郵便物は自分でどこかにしまい込んでしまうので、注意が必要だ。
年金関係や介護保険などの通知がこれまでに何度も無くなっていて探しだすのに苦労している。
回避方法として、バアバが夕刊を取りに行く前に私もポストを見に行く必要があるのだが、1階の集合ポストまでけっこう遠かったりするのでめんどくさいのだ。
それでも行かないと後でもっとめんどくさい事態になることを知っているので、バアバよりも先にポストを見に行くことは私にとっても大事なミッションなのだ。
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🔥グチ5位:食いしん坊を隠そうとする
バアバは食いしん坊だ。
確実に私よりも食べる量は多い。
同居を始めて、バアバが自分で食事を作ることがなくなって、冷蔵庫を開ければいつでも食べ物が入っているし、テーブルには何かしらお菓子が置いてあるせいか、一人暮らしの時よりも太ってきた。
でも食事の時にバアバの分を出すと必ず
「年寄やのにこんなに食べれないわ~。ちょっとでいいねん。」
と小食のフリをする。
(いや、食べれるの知ってるし)
真に受けて食事の量を少なめにすると、後でお菓子をコッソリ食べていたり、牛乳をアホみたいに飲むので、食事はしっかり食べてもらいたい。
バアバは唐揚げとか揚げ物が好きだが、油ものは食べ過ぎると消化が追いつかないのか、夜中にトイレで吐いていることがある。
なので、今では揚げ物の時は最初にバアバの分はお皿に取り分けて、好きなだけ食べれないないようしている。
にもかかわらず、バアバは私や子ども達の目を盗んで、テーブルに置かれた子ども達用の唐揚げに手を出している。
あれ? なんか唐揚げがめっちゃ減ってる??
と思う時は、だいたいバアバが食べている。
そしてバアバはよく、ご馳走様をして部屋にもどる時にテーブルに置かれたカゴからサッとお菓子を1つ取ってポケットに入れていく。
その手際の良さがまさに盗人のソレだ。
別に普通に取って持って行けばいいのに、動きが怪しすぎる。
「今、ポケットになんか入れた?」
と聞くと
「え⁉ 何も入れてないで! ティッシュのゴミを入れただけやで!」
なぜかごまかす。
「ティッシュちゃうて。なんかカシャカシャ、ビニールの音してるやん。」
動揺してるのが面白くて詰めると
「なに!? お菓子1つもらっただけやん! アタシが食べたらあかんて言うの!?」
逆ギレる。
「食べる」ことに関して過剰な罪悪感を持っているのはなぜだろう??
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🔥グチ4位:デイサービスに行く前の儀式
この記事を書いてる時点で、バアバは週2回のデイサービスに通っている。
同居を始めた頃は週に1回行くのも嫌がって大変だったが、認知症の「すぐに忘れる」という短期記憶障害をうまく利用した声かけ方法により、週に2回通えるようになった。
詳しくはコチラ
週に2回通えるようになったのは喜ばしいが、毎回出かける前は大騒動だ。
デイサービスに行く日の朝は9時半のお迎えに合わせて、いつも8時過ぎにバアバに教える。
早すぎず、遅すぎないタイミングで言うのが大切なのだ。
「今日はデイサービスの日やから、9時半にお迎えくるよ。」
そう言うと毎回
「ええっ!? 知らんかったわ~。嫌や~。今日は休むわ。」
と言うのがお決まりのパターンだ。
「あかんよ。昨日行くって言うてたやん(ウソ)。やから今日迎えに来てくれることになってるんやからね(ウソ)。」
「ええ~。アタシがそんなこと言うたん?」
「そうやで(ウソ)。自分で言うたことは守ってや。」
「ええ~もう辞めたいわ~。」
そう言いながらも、自分から準備を始めだす。
だが、安心してはいられない。
ここからお迎えが来るまでの約1時間強はエンドレスの質問攻撃を受けることになるからだ。
【※1】
「何時に迎え来るんやった?」
「9時半やで。」
「何を用意していいか分からん! 何を持っていけばいいの!?」
「もう必要なものは玄関のバッグに用意してるから。あとは着替えるだけやで。」
「お金は?」
「引き落としやから、いらんよ。」
「でもジュース買うから小銭はいるな?」
「いや、ジュースも買わないから小銭もいらんよ。」
「保険証はいるよね?」
「病院ちゃうし、いらんよ。」
「何着たらいいの? 分からん!」
「ここに出してるよ。これ着てや。」
「これ? えー。こっちの方がいいわ。」
「・・・じゃあそれにすれば?(最初から聞くなよ!)」
「オシッコしたいわー! でも行ったらすぐに尿検査するから出なくなったら困るな?」
「病院ちゃうから、尿検査はないよ。」
「そうなん!? じゃあ、いっとくわ!」
そしてトイレから出てきたら【※1】に戻り、迎えが来るまでエンドレスで繰り返す。
デイサービスに持っていくもの、準備するもの、必要ないものを書いた一覧表を作ってあるので、毎回見せているが一覧表があってもなくても聞いてくる回数は変わらない。
ただ、一覧表がある方がバアバからの質問に対して「これ見て」と言うだけで済むので、質問攻撃の2周目以降くらいから登場させている。
エンドレス質問攻撃を何周したかも分からなくなる頃、ようやく救いの神(デイサービスのお迎え)がやってくる。
「いってらっしゃーい!(はよ行ってくれ!)」
と送り出した後はホントーーーーーにホッとする。
このデイサービスに行ってくれている時間があるからこそ、その前にあるエンドレス質問攻撃の儀式にも耐えられるというものだ。
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次回は最終回、3位~1位のグチをお送りします!
以上、「認知症親の介護」グチ🔥10選!まだまだ続くよどこまでも!!【7位~4位まで】でした!
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