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【エッセイシリーズ】よじまま家のこどもたち/長女クラレ編

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よじまま家の長女クラレのことを書いたエッセイです。赤ちゃん時代からのコミュ障、不登校。もがきつつも日々の小さな発見を積み重ねて少しずつ前に進んでいく物語です。
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2024年10月の記事一覧

クラレ#8:初診。始めての精神科病院へ

中1から不登校気味で、勉強も全くしていなかったクラレになんとか勉強に興味を持ってもらおうと『イケメンの先生がいる個別指導塾』を探し、奇跡的に近所で見つかった塾に入塾したものの、3ヶ月ともたずに退会。 状況は何も変わることなく、クラレは中学2年生に進級した。 進級して担任が変わることで何かしらの変化を期待していたが、2年生時の担任も「1年の時より悪い。最悪。」と一蹴され、益々学校から足が遠のいていこうとしていた。 そんな時、クラレがふいにつぶやいた「病院に行きたい。普通に