東畑開人さんの中学受験 栄光学園の速度算
最近読んだ、臨床心理士の東畑開人さんの本がおもしろかった。「心はどこに消えた」というタイトルで、患者さんとの相談内容を紹介する一方で、自分の心理もけっこう率直に吐露している。
その中に「中学受験の神様」というタイトルの項がある。
身につまされる。この文章の中に出てくる母親を「父親」に変えれば私の家のことになる。
東畑さんの場合、運悪く麻布は落ちたが、神奈川県の名門、栄光学園に合格し、京都大学に進んでいる。その点では、立派に成功した人の1人にあげげられるだろう。ご本人は繰り返し
と自虐ネタを連発する。
あえて麻布不合格を書けるのも、勉強ができなかったと書けるのも、今の自分に自信があるからだろう。本人のところにも、そういう意見が届いているらしい。
と同じ本の中でこう書いている。難関中学でバリバリ勉強ができたのか、この本のようにイジイジと悩んでいたのかは定かではないが、東畑さんはここでよい友人に恵まれたことは間違いないようだ。
私は埼玉に住んでいるので、地理的にも神奈川の中学には縁がなさそうだ。ただ、大学時代には栄光学園出身の知人もいた。妙に自信まんまんな人だった。こちらは田舎出身なので、栄光学園がどんなところなのか全く知らなかった。
どんな受験問題出しているんだろうと、いつもの銀本を開いてみた。問題数は少ないが、個性的というか、工夫した問題が並んでいて、
解ける気がしない(泣)
最もやさしそうな1つ、速度算に取り組んで見た。
途中で速度が変わるというしんどい設定になっている。最初の3問は慎重に計算してなんとか分かったが、その後は暑さもあって戦意喪失。
この問題見ただけでも、やっぱり東畑さんは劣等生じゃなかったとおもうよ。
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