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フィンランドの職業教育がおもしろい

フィンランドの教育について、日本で数多くの本が出版されている。そのどれも フィンランドの教育がいかに子ども中心で,優れているかということに集中している。

それもそうだと思うんだが、私はフィンランドの教育、特に 職業教育に関心を持っている。

自分の子供にどんな仕事が向いているか、また子供自身がどんなことをやりたいのか、もし何をしていいかわからない場合、どうすればいいのか。フィンランドに何かヒントがある気がするからだ。

さてフィンランドのキャリア教育は包括的なアプローチを特徴としている。

勉強できないから、手に職をという発想ではないようだ。

幼児期から子どもの意思を尊重し、発達段階に応じて選択の幅を広げる。このアプローチは、子どもが幸せに生きる方法を見つけることを目的としており、職業選択にとどまらず、人生全体を見据えた教育を行う。(要約しすぎですが、まあ本題と関係ないので飛ばします)

中学を出た後、日本では大学進学を考えて、いわゆる普通科の高校に行く人が大多数だが、

フィンランドでは半数程度の割合で、職業学校「OMNIA」に進学する。じつはこれは自然なことじゃないかと思うのだ。この時点で資格を取り、将来を考えるっていいよね。

「ラヒホイタヤ」という保健・福祉・医療分野(介護や保育など)にまたがる共通資格を取得するプロセスを日本の大学生が実体験したレポートが以下のサイトにあります。

https://www.seigakuin.jp/news/fukushi/17finland/

さらに高等教育レベルでの「専門職大学」や「上級職業専門学校」で行われる。

これらの機関では、学生は実際の職場での訓練を通じてスキルを習得することが求められ、資格取得のためには「実技試験」や「コンピテンス試験」と呼ばれる試験に合格する必要がある。

途中から別の職業科目に移ることも自由なんだそうである。

教育制度は、1994年の教育改革を経て整備され、特に「コア資格フレームワーク」が毎年更新されることによって、教育内容が最新の産業ニーズに適応するように設計されている。

また、資格の評価は、雇用者側と教育機関の共同で行われる。

職業コースに進んでも、大学進学の道は開かれている。これにより、生涯学習のための柔軟なシステムが構築されている。

将来の仕事に悩んでいる人は専任のキャリアコンサルタント(心理学などの学位が必須)がサポートしてくれる。

そもそも、暗記競争などがないのでゆっくりと自身の進路を進めていくことができるそうである。もちろんアカデミックを極める人もいる。20年かけて博士論文を書く人もいるとか。

実は学校が緩すぎて社会秩序がガタガタだという人もいる。

一時学力世界1だったが、いまは立身出世主義の中国に抜かれ、順位を大きく落としている。


が、わたしは子どもをフィンランドに留学させて、好きな人生を選ばせたい気がする!!

ちょっと古いが上の映像や、下の本
サイトが参考になる。



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五味洋治 Yoji Gomi
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