経営者の個性で経営する
今日は実家近くの中華料理屋で外食しました。
ここのメニューはラーメンとワンタン麺とチャーシュー麺と焼餃子と水餃子とニラ餃子のみというシンプルなものです。
老舗の名店で地元民にも愛されているお客様も多いお店です。
席に座ると「通話やその他の利用含め携帯の利用はお控え下さい」というようなことが記載された張り紙がしてあります。
今はお客様に料理の写真をとってもらってインスタ等で宣伝してもらえる時代です。
禁止にしてしまってはもったいないなと個人的には思うのですが、店主には店主なりの考えがあるのだと思います。
禁止にする場合のデメリットとメリットを比較してメリットの方が大きいと判断したのかもしれません。
例えば禁止にすることでお店の回転率を上げる等。
それ以外にも昔ながらの風情のあるお店なので「お店の雰囲気を守る」といった目的もあるかもしれません。
衛生的な観点での禁止もあるかもしれません。
それともメリットとデメリットとか難しいことは考えずに、ただ単純に「店主が携帯が嫌いだから」という理由かもしれません。
店主が頑固親父で「食べる時は無心で食べることだけに集中してほしい」と言った理由かもしれません。
実際のところ店主の真意は分かりかねますが、事実として言えることは営業を長年継続できているということです。
コロナ禍でも営業を続けていて、お客様も入っているということです。
もちろん消毒や飛沫防止のコロナ対策もしっかりとやられています。
商売は結果が全てです。
結果が良ければどんな形で営業しようともそれがそのお店にとっては「正解」ということです。
ルール違反はよくありませんが、このお店はルールに従い、法を犯すことなく営業を継続できているのです。
なおかつお客様にも支持されています。
このようなお店は店主の「個性」で営業すれば良いのです。
つまり飲食経営には正解がないということです。
営業が継続できている店主の個性の分だけ正解があるということです。