支援の形は様々②
昨日に引き続き、被災者の方々への支援についてのお話。
昨年にも似たような投稿をしています。
たまたま被災してしまった人とそうでない人。
日常がある日を境に一変してしまう現実。
そうなった時の被災者の方々の心境は計りしえません。
家族を亡くした人もいれば、家族全員無事だった人もいます。
家族が無事でも自宅を失った人もいます。
被災者の数だけ被災の形があるのです。
皆それぞれ、どれひとつとして同じものはありません。
ただ、共通して言えることはたまたま被災の地域に住んでいた(もしくは「いた」)ということです。
そして被災したということです。
本人の努力や生き方とは関係ない部分で突然、見える風景が激変してしまったのです。
普通の人であれば、心理的なダメージを大きく受けます。
よっぽど強靭な精神力を持った人でしか、初期段階から前向きに生きることは難しいのかもしれません。
時間の経過とともに徐々に希望を取り戻していくのが一般的なのではないでしょうか。
そのようなプロセスは時間がかかるものなのです。
長い目で見て、寛容な気持ちで支援していくことが大切だと思うのです。
人間は弱い生き物です。
もちろん完璧な人間などいません。
被災していない人でさえそうなのです。
そう考えれば、被災した方々は、もっと精神的に弱くなってしまった当たり前なのです。
そういったことを理解することが大事なのです。
全てを受け入れる姿勢が大切だと思うのです。
たまたま被災しなかった我々はその義務や責任があると思うのです。
これはお金のかかる支援ではありません。
気持ちや姿勢の支援です。
意識することで誰にでもできる支援だと思うのです。