拘りの和食店のランチの営業戦略
今日は、自店で打ち合わせがあった為、片道約5キロの道のりを歩いて向かいました。
歩いていると様々な飲食店が目につきます。
その中で、店舗と看板にひかれたお店がありました。
綺麗で食材に拘っている和食の品のある雰囲気のお店で、外の看板にランチメニューが記載されていました。
親子丼 630円
カツ丼 700円
天丼 750円
それ以外にもいくつか記載がありましたが、印象に残っているのはこの3つでした。
いずれも税込価格です。
豚肉と鶏肉のブランドも記載されていました。
私は基本1日1食なので、ランチはあまり食べないのですが、今回はお店の中に入ってみたくなり、そのお店でランチすることにしました。
打ち合わせ時間の1時間前に到着するスケジュールで自宅を出発しているので、時間は余裕があります。
中に入るとカウンターに食べ終わったお客様が一人座っているだけでした。
お店の方は料理人の店長一人だけでした。
拘りの職人風です。
先にいたお客様が帰られて2人きりになったので、会話しました。
お店は今年の4月にオープンしたばかりだそうで、今は一人でも多くの人に知って欲しいので、ランチは敢えて安い価格設定にしているとのことでした。
なんとランチのお客様の夜へのリピート率は8割とおっしゃっていました。
驚異的な数字です。
確かに、拘りの和食のお店のような感じで、この値段はインパクトがあります。
私自身も「安かろう悪かろう」という印象は抱きませんでした。
何か理由があるのだろうなくらいには思っていましたが、「これはお得だな」と素直に感じましたので、中に入ったわけです。
そして夜の客単価は8000円くらいとのこと。
夜の客単価8000円のお店が630円〜のランチを売っているのです。
食べてみた感想ですが、味も見た目も高級店の内容そのもの。
とても満足できるものでした。
そして、夜も再訪してみようと思いました。
余談ですが、このお店も居抜き物件だったということで、物件の情報も教えていただけました。
自分は飲食店でお店の人と話をする時はなるべく自店のことも伝えるようにしているので、互いに「give and take」で情報交換をさせてもらうようにしています。
たまたま通りかかって入ったお店でしたが、とても実りの多いランチとなりました。