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懐かしい味は感動を生む
大学生の時にアルバイトしていたファミリーレストランがまだ実家の近くにあります。
そこで仕事の時は賄いでだいたい同じメニューばかりを食べていました。
今でも帰省の際にはたまに行くことがあるのですが、いまだにそのメニューがあるのです。
味もほとんど変わっていません。
私が味の変化に気がついていないだけで、年々進化しているかもしれませんが、あの時の懐かしい味そのままなのです。
当時のメニューそのままということもとても嬉しいですが、当時の味そのままということがとても嬉しいのです。
そして当時のことも懐かしみながら幸せな気持ちになるのです。
大学生の時は色々なアルバイトを経験しましたが、大型のパスタ専門店でも働いていました。
ここでもいつも賄いで同じメニューばかりを食べていました。
メニューはとても沢山あるのに何故か同じメニューばかり食べていたのです。
私が働いていたお店はかなり前に閉店してしまいましたが、調べてみると名古屋や神戸で同じ名前でまだ営業を続けているようでした。
あのメニューは残っているのでしょうか。
あの味がそのままに残っていてほしいものです。
機会を作って、一度訪問してみたいと思っています。
このように思い出のメニューや味はそのままにしておくということも飲食店経営にとって大切なことだと思うのです。
それは決して進化しないということではありません。
「大切に守るべきものはそのままに、一方で絶えず進化を続けていく」ということなのではないかと思っています。
自店においても進化をし続ける一方で「変わらない努力」も続けていきたいと思っています。