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ファッション迷子だった私の気づき

服はあるのに着る服がない。ずっとそう思ってきたけれど、最近もしかして着る服があるかも?

私がファッションを試行錯誤するなかで気付いたことのメモです。

(1)春服と秋服はちがうもの

いきなりレベル低いけど、春服と秋服って違うんだなというのが近年の学び。気温がいっしょくらいだから、ぜんぶ兼用でいけるでしょと昔は思っていました。もちろん兼用できるような服もたくさんあるんだけど、春には春の色合いや素材、秋には秋の色合いや素材がある、それをあんまり考えてなかったことが、春と秋、着るものがない問題を生み出していたんだなと今では思う。
よく考えたら、SS (春夏)とAW(秋冬)って明確に分かれているし。

ちなみに春服・秋服問題は、春になった頃にはすでに夏服しか売っておらず、秋になった頃にはすでに冬服しか売っていないという問題もある。最近は冬のうちに春服を見る、夏のうちに秋服を見る、を心がけている。(だいぶ春服、秋服が入手できた。)

(2)持っている服と同じ色を買うべし

「この色のトップス(ボトムス)は持っているから違う色を買おう」

私が幾度となく繰り返してきた買い物の失敗、大半はこの思考によるものである。違う色すなわち大好きではない色。持っていて着ている色こそ、自分の好きな色であり似合う色。手持ちの服との合わせやすさを考えても、服は持っている色に寄せていくに限るし、それこそが自分のスタイルなのでは、とようやく気付いた30代。

(3)流行っているものを着る必要はない

ロング丈のアウターが流行り始めたころ、ロングのトレンチコートが自分に似合うことに気付いた。この流行、終わってほしくないなあ・・と思ったときに、「あれ、別に流行ってなくても自分に合うならずっとロング丈を着ればよくない?」と、気付く。

逆に、ワントーンコーデとかトップスインは、私にはしっくり来ずやめてしまった。

流行りに乗る必要ってほんとはない。今は以前より、ファッションに多様性があるというか、売っているものも流行に全振りしなくなったように感じるし。トレンドを無視したいわけではないけど、その中で、私は私の「似合う」に囲まれて暮らしていけばいいのかな。

(4)プチプラ服には安易に手を出してはいけない

若くないと、服の価格がダイレクトに見た目に出ることが多い。着てみて「これは着ないほうがいいかも」と思う服はだいたい、安さに惹かれて買ってしまった服たちである。
プチプラにも素敵な服もあれば、高見えさせるテクもあるのだと思う。でも私は、自分のセンスと着こなしに自信がある派ではないので、最近はプチプラ服には極力手を出さないようにしている。

アラフォーを素敵に見せる可能性が高いのは上質な素材とシルエットであり、私は基本的にはそれに頼っていきたいという結論になった。

(5)「似ている服」はちがう服

例えば雑誌に掲載されている服など、素敵だなと思ってお値段を見るとなかなかする。そこで以前は、似ている服を探してみたりし、実際に代替品を買ってもいたけど、そういう服って「お気に入り」に昇格してずっと着続けることはなかったように思う。やっぱり何かが違うんだろう。

気に入った物そのものが買えないなら時には買わない選択も大事。

おしまい

おしゃれさんからしたら何をいまさらと思ったり、それは違うと思ったりするかもしれないけど、私はこんなことにひとつひとつ気づいている途中。
正解かはわからないけど、今少なくとも「クローゼットに着たいと思える服がけっこうある」状態になれた。それがうれしかったりして。

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