ひゐ:アマチュア小説家:サークル『宵々屋』

ファンタジーや童話風、詩的な小説を書きます。フリー朗読台本として使える作品も公開しています。

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【自己紹介】好きな小説書いて、味噌汁がおいしい

「小説を書くのが好きだから、文章で夕飯の味噌汁代くらい稼げたらいいな」 そうぼんやり思い始めて数年、実際に行動し始めて一年と数か月。 現在では無事に夕飯の味噌汁代くらいは稼げるライターになりました。 とはいえnoteでプロフィールを出して一年以上が経っています。 活動も増えて、環境も変わっていますしね。 ということで改めて自己紹介しようと思いました。 今日は私【ひゐ】について、少しお付き合いくださいね&覚えていってくださいね! ◆私【ひゐ】について さて改めましてこん

    • 招文堂さんによるアンソロジー『おまねき vol.3 瓶詰めコレクシオン』に参加のお知らせ

      吉祥寺にある文芸同人誌のシェア型本屋「招文堂」さん主催のアンソロジー『おまねき』第三弾に参加しています。 招文堂さんのアンソロもこれで三冊目!また参加できて嬉しく思います。 今回は「瓶詰」がテーマのアンソロジーです。 私は『終わりの海と墓守の竜』という作品で参加しています。 こちらのアンソロジーの初売りは2024年12月1日の文学フリマ東京39を予定しているそうです。 出店名:招文堂・文芸同人誌のシェア型本屋 ジャンル:小説|アンソロジー ブース:て-19 その後、招

      • はやく私を見つけてください【短編小説】

        「アーヤカ! なーに読んでるのっ」 「うわっ」  下校中、スマホをじっと見つめていた私の背を、誰かが叩いてきた。振り返ると、シオリがいた。  シオリは、私のweb小説読書仲間だ。高校一年生の時にクラスが一緒になり、趣味も同じだったから仲良くなった。高校二年生になったいまでも仲がいい。  一緒に帰るのは久しぶりだった。 「歩きスマホはだめだってえ……で、なになに? おもしろいの? URL、送ってよ」 「いいよ! これ最近のお気に入りなの!」  私は投稿サイトの小説を読み

        • 『不死鳥会議』がYouTubeで紹介されました

          こんにちは。 遅くなってはしまいましたが、動画のご紹介です。 実は今月の頭に、吉祥寺にある文芸同人誌のシェア型本屋「招文堂」さんのYouToubeチャンネルにて、拙作『不死鳥会議』が紹介されました! ぜひぜひ視聴してみてくださいね! 招文堂さん、ありがとうございました! こちらで紹介されている『不死鳥会議』ですが、 ・同人誌版(紙媒体)は招文堂の実店舗・通販、またはサークル「宵々屋」がオフラインイベントに参加する際のみ販売 ・電子版はnoteで公開・販売 上記のように、

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        • 宵々小灯~2000字以下の掌編小説~
          12本

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          ロング・ロング・ドッグ・ダックスフンド【短編小説】

           ダックスフンド。あるいは、ダックスフント。  ドイツ原産の犬種。巣穴に潜ってアナグマを狩るために手足が短くなった犬。胴の長さも特徴的な犬。  彼らは気付いてしまった。 「ココアちゃ~ん! 身体長いね~!」  この長い胴は人間に気に入られていることに。たくさん撫でてもらえる。胴が長い分、撫でてもらえる面積も増える。 「クッキーちゃん、撫でられて嬉しいのかな? めっちゃ尻尾振ってるね~ちぎれちゃいそうだね~」  ダックスフンド達は撫でてもらうことが好きだった。そして人

          ロング・ロング・ドッグ・ダックスフンド【短編小説】

          2024年8月のスケジュール【web小説・公募勢】

          クーラーをつけたら肌寒い! でも消したら熱い! そんな難しいところで執筆しています。こんにちは、ひゐです。 遅くなりましたが今月の予定についてお話しますね。 ◆『よなよなうろうろ』アルファポリスで連載中& 第2回きずな児童書大賞に参加中です 先月の終わりの頃から、アルファポリスで『よなよなうろうろ』という作品の連載を開始していました! こちらは「きずな児童書大賞」に参加中です。 のんびり更新ですが、気に入っていただけたのなら、応援していただける嬉しいです。 その廃墟は、

          2024年8月のスケジュール【web小説・公募勢】

          画家と魔法のシャボン玉【短編小説】

          ※この小説はサークル「宵々屋」が2022年5月に発行した同人誌『Lantern Light Fairy Tales』に収録されていた書き下ろし作品の一つです。 同人誌については販売が終了しています。  穏やかな草原に森、美しい川に湖、荘厳な山々がある、小さくも自然豊かな国。  春と秋になれば、いつも、その国を愛する一人の画家がやってきました。  小さな国の人々は、彼と、彼の絵を愛していました。世界を巡る彼の話はおもしろく、そして彼の描く絵は皆が興味を持ちました。  彼の

          ¥100

          画家と魔法のシャボン玉【短編小説】

          ¥100

          2024年7月のスケジュール【web小説・公募勢】

          水分補給はメンタルにも効くって話を聞いたことがあります。 正しくは水分不足だと体調だけじゃなくてメンタルもおかしくなるよーって話だと思うのですが、この時期はとくに水分補給が大切になりますね。 お酒はもちろんのこと、お茶やコーヒーは水分ではないんですよ。 ということで私は白湯を飲みながら今月も活動していきます。 (白湯なのは水道水が苦手だったり冷えたものを飲むとすぐに身体が冷えてちゃうから) 皆さんも水分には意識して7月を生きていきましょうね。 ◆『星灯りと明けない夜』

          2024年7月のスケジュール【web小説・公募勢】

          狐と竜がいる森【短編小説・フリー朗読台本】

           ついにその森にも、人間の手が伸びてきました。  緑も青々と生い茂り、時には色鮮やかな花や甘い香りを漂わせる果実もある森。そこは、そこに住むたくさんの動物のものでした。  ところが人間が来てしまったのなら、森はたちまち人間に奪われてしまうことを、動物達は知っていました。遠くの森も、近くの森も、人間達がやってきたかと思えば、緑は消え失せ、そこに人間の建物が出来上がったのを見聞きしてきたからです。  人間は、森をなくし、そこを人間の土地にしてしまうのです。もちろん、そこに住

          狐と竜がいる森【短編小説・フリー朗読台本】

          2024年6月のスケジュール

          こんにちは。 気持ち、最近少しまた短編小説が書けるようになってきた気がするひゐです。 イベントがあったこともありますが、生活が忙しくいまだに執筆の時間を確実にとれてはいないのですが、またコンテストに作品を出せたり、PBWで執筆出来たりと、調子を取り戻せている気がします。 6月はそういった短編やご依頼を主にやりつつ、裏で長編を進められたらいいなと考えています。 5月は結局、長編ちっとも進められませんでしたからね……。 あとは夏には児童書関係のコンテストもあるので、それも進めて

          処方妖精【短編小説】

           真面目に働かなくちゃいけなかった。失敗もしないで、完璧にこなさなくちゃいけなかった。  でも最近、それができなくなった。ミスばかり。焦ってばかり。  いままでできていたのに。だから病気を疑った。病院で薬をもらえば、また元のように頑張って働けると思った。 「働きすぎ、頑張りすぎですね。きっと見えるでしょうから、妖精を処方しましょう」  妖精? そういう名前の薬があるのかと思ったら、本当に「妖精」が処方された。 「やはり妖精が見えますね。この妖精は基本的に二週間ほどあ

          【再告知】2024年5月26日のCOMITIA148にサークル参加します

          先日の文フリはありがとうございました! そして今週はCOMITIAです。改めてお知らせをしますね。 当サークル『宵々屋』はCOMITIA148にサークル参加します! サークル名:宵々屋 スペース:し52a ジャンル:文芸 当サークルは主にファンタジー小説を取り扱っています。 また童話・おとぎ話風ライトノベルなどもあり、少し不思議もあります。 こちらがお品書きです。 新刊は文フリの時と同様に『不死鳥会議』です。 終わってしまった世界に、不死故に残されてしまった不死鳥

          【再告知】2024年5月26日のCOMITIA148にサークル参加します

          不死鳥会議【後編】

          前編はこちら

          ¥100

          不死鳥会議【前編】

          ※この小説はサークル『宵々屋』の2024年5月の新刊のweb版となります。 同人誌版については、現在「招文堂」の実店舗・通販でのみ取り扱っております。  世界は終わってしまいました。  具体的に言うと、全ての生き物が息絶え、植物も枯れ果てました。昼夜がなくなり、空は常に灰色。風はやみ物音一つしません。  世界に残されているのは、すっかり荒れ果てた大地と、幸いまだ干上がってはいないものの、もう波打つことがない海。そしてかつて世界の終わりに抗ったものの、結局何も成せなかった

          ¥100

          サークル参加します!&お品書き公開【文学フリマ東京38・COMITIA148】

          気付けば今週末に文フリがありますね! そして来週にはコミティアがあります。 当サークル「宵々屋」はどちらにもサークル参加いたします! サークル名:宵々屋 2024年5月19日 文学フリマ東京38 スペース:お-2(小説|ファンタジー・幻想文学) 2024年5月26日 COMITIA148 スペース:し52a(文芸) お品書きは共通です。 新刊、無事に出ます!短編ですが完成しました! 『不死鳥会議』 A6/38P 文字数約1.4万字 ¥200 終わってしまった世界

          サークル参加します!&お品書き公開【文学フリマ東京38・COMITIA148】

          2024年5月のスケジュール

          GWが終わってしまいましたね……。 とはいっても、特別なことはしてませんでした。 五月病については通年そうなのでそちらも気にせず……ダメ人間なので。 今日は遅くなりましたが5月の予定についてお知らせしていきますね。 ◆『隣の席の目堂さんは髪の毛に蛇を飼っている』なろうで連載開始 現在「小説家になろう」では「ネット小説大賞」が開催されています。 こちらのコンテストにあわせて『隣の席の目堂さんは髪の毛に蛇を飼っている』をなろうでも連載開始&公開しはじめました! 学校一の美