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言葉の宝箱 0279【笑顔が見たいって気持ちがさ、ひとを動かすんだ】


『ヘブン』新野剛志(幻冬舎2018/10/25)


「いこう、地獄に」欲望を喰い尽くす男が王国(東京)に還ってきた。
真嶋貴士、覚醒。「死に場所を見つけたのか」
「いや、死に様を見つけたんだ」
自らの野望のため東京の裏社会に王国を築いた
「武蔵野連合」のナンバー2、真嶋貴士。
後ろ盾の暴力団に歯向かい東京を牛耳るはずだったがその企みは多くの犠牲者と復讐者を生み破綻した。
数年後、東京から消えた真嶋の姿はタイのジャングルの奥深く、
覚醒剤ビジネスの大元ナムのアジトにあった。
「世の中、クソみたいなやつが多すぎる」
覚醒剤ビジネス、大物政治家との癒着、芸能界との黒い噂、売春斡旋、
当籤金詐欺、宗教団体の罠、暴力団の報復悪に勝つのは悪でしかない。
真嶋の復讐が始まる。『キングダム』シリーズ第二弾

・人生はパーティーさ。ひとが集まってなんぼだ P15

・誰かの笑顔が見たいって気持ちがさ、ひとを動かすんだ P24

・いつかは終わる(略)
永遠に続くことはありえないよ。
だから、それまで踏ん張ればいいんです P30

・綺麗な顔をしている人間は得だ。
言葉も綺麗に感じる。信じようと思えば信じられる P57

・三年前に別れた元妻だった。
憎み合って別れたわけではなかった。
ただ、ふたりでいると辛くなるだけだから、
お互いに楽になろうと別れたのだった。いまも憎んではいない。
ただ、不幸になっているのを期待している P81

・軽く扱われるのは、ばかにされたのと同じだ P372

・嘘つきではない。ただ弱い人間なのだ P463

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