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言葉の宝箱 1037【道は後ろに作られんだ。歩いて踏みしめた、その後にできるんだよ】

濱野04

『レッドシャイン』濱野京子(講談社2009/4/9)

高専生が主人公の物語。
この物語は著者が福島高専の教員及び学生の皆さんに直接取材を行い
書き上げられた想像上の高専を舞台にソーラーカーレースに
様々な思いを持ちながら挑んでいく高専生たちの姿が描かれています。
ソーラーカーレースだけでなく、
高専内での生活の様子もきちんと描写されており、
一般的な認知度が高いロボコンなど様々な活動の場を持つ
高専生の学生生活の一面を捉えています。

「真夏の太陽を浴びて、大潟村のロードを走り抜ける。
僕らが走るその先には、いったいどんな景色が広がっていくのだろう。」(本の帯)

・道は、後ろにできるんだよな、そうだろう・・・(略)
道はできる。これから。ならばどんな道が、できるのだろう P6

・先のことなんてな、誰にもわかんねえんだよ。
おれたちの前には、道なんてねえの。
道は後ろに作られんだ。歩いて踏みしめた、その後にできるんだ P132

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