わたしの仕事
遡るは30年前以上の話です・・・・・
●スタートは印刷会社から
高校を卒業したと同時に、なんの躊躇いもなく就職。ただ、絵が好き、デザインやりたいな~なんて言う思いから決めました。今思えば、浅はかですよね。専門学校、デザインに繋がる勉強を考えるのが妥当でしたでしょうに。当然、専門知識は皆無、雑用や印刷物の仕上げ、配達などの仕事から始まり、途中から製版という部所へ異動、先輩、上司に色のノウハウや製版作業を教わり、退職するまでにはだいたい一人で仕事を熟せられるようになりました。ズブの素人からの出発でした。
●初めての転職
結婚と同時に退職、仕事を探していたところ、家族の知り合いがデザイン事務所を経営、パートとして勤務する事に。当時、デザインは紙面で手書きし、烏口や製図用のペンを使用、文字は写植機を使う専門業者にお願いしたりと、手間も時間もかかる時代でした。Macやパソコンが出始めたのは30代頃でしたでしょうか。。。今では当たり前に、ソフトやシステムを使ってデザインを起こしたり、クライアントのヒアリングやミーティングの主流はパソコン、ネットです。急速なテクノロジーの発達にはただただ驚かされることばかりです。わたくし、アナログ社会に生きてきた人間には、デジタル社会に戸惑うことが多々あります。
●小休止
出産と同時に一時期家庭に入りました。趣味で子供服や髪飾りお菓子などを作ったり、慣れない内職も経験しました。生活は決して楽ではなかったけど、子供との時間は保たれたように思います。
自分の事より、まず家族第一だった時代ですね。
●転職オンパレード
前職であるデザイン事務所の奥様が、「あなたにピッタリな仕事があるから一度会ってもらいたい方がいるんやけど・・・」なーんか気乗りはしないまま、待ち合わせの喫茶店へと出向いたんです。そこには、役職肩書がある中年男性2人と、紹介して下さった奥様に、20代の女の子ひとり・・・・
は?何の組み合わせなんよ、ここは・・・と言うのが第一印象。
結果、正式に支社内の人事担当らと面接することに・・・面接日に改めて会場入り、2、30人の女性が思い思いにおられました。
忘れもしません、わたくし、面接日にスーツ、正装なんて考えもせず、むちゃくちゃラフな格好で参加したんですよ。ほんまに普段着で。しかもジーンズ履いて。。。来てもうたし、ま、しゃーない面接出来たら吉としよう・・・・・と完全ヒラキナオリでした。
言うまでもありません、喫茶店でお会いした方々は、事前面接だったという事、後に就職してわかったことですが。
●飲料メーカーでの経験
就職したものの、仕事内容が全くわかりません、ざっくりは聞いてたんですがいざ仕事となると、何が何だか・・・直属の上司は現場へ行けば、わかるからの一言、完全放任状態。引継ぎもあったので同行しながら一週間びっちり!その後は支社での研修と。訳わからずのスタートでした。
飲料メーカーですので、自社商品の拡売や宣伝、棚フェイス取りなどの交渉など、完全営業やん!?そんなお仕事やったっけ?みたいな。しかし、中途半端で終わるはずもないわたくし、売ったら~精神で頑張りました。
無我夢中っていうべきでしょうか。
あっ!そうそう、わたくし営業経験ゼロですよ、もちろん!問屋、店舗、支店長クラスとの繋がりも見様見真似、誰からも教わることなくまさに経験から築き上げたものです。
ほんま❗️
経験は力なり
ちょこっとだけ言います、そりゃ、努力もしました。専門用語わからへんし。。。がはは
放任直属上司、わたくしの動向や仕事ぶりを現場で聞いていたのか、その後はイベント的な事を実施するなら、予算は任せろ!みたいな。
とにかく、楽しかったし充実した日々でした。
その後も他飲料メーカーに行ったり、化粧品メーカー接客販売、製薬会社やら、お掃除おばさんしたり。まあ、とにかく転職しまくりでしたよ。
●唯一続けてきたこと
20代の頃、手書きPOP講座に参加した事がきっかけで、それから30年以上。。何回か企業様へ出向きPOP講師をしたり、年齢も経験も積み上げたよな~なんて。手書きPOPはあくまでも影武者。自己満足でやる仕事じゃなく、売れる過程の橋渡し役。今の今まで後悔の連続。自問自答は今でもあります。
自由を求め、組織には属さないやり方が自分に合ってるかもと、今では積極的に仕事を請け負っていない。時代の流れはデジタルですからね。完全趣味の領域なのかも。
でも、気が向けば書いてみる。一生懸命やる自分が誇らしくもある瞬間です。いつも自己否定していた器用貧乏もいいもんだわ~と思えるのも年齢ですかねぇ、遅すぎたか。
現在は子供達に工作を教えるという仕事もしていますが、コロナ騒動で場所も自粛中、この仕事も在宅ワークとして可能ですが、わたくしには未知の領域で、戸惑いも感じています。
確かにデジタルは便利です、考えても始まらないんですが、一歩づつでしょうか。
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