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介護生活

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2018年7月の記事一覧

NCU・7日目 2017/09/20

連日の15時での面会に伺う。 後頭部の開頭部位からのドレーンが除去される。廃液と出血塊の除去がスムーズに進んで問題ない状況までに脳内の実態的には改善されたからである。炎症と治癒の過程から鑑みても手術から1週間なので順当な経過とみていいだろう。 喉の痛みもあってまだほぼ発話には至らない。 点滴用導管と経鼻菅が差し込まれてるだけの状況になったのだが逆に管の本数が少なくなったことで残った導管の存在が気になり、痒さもあってか無性に無意識に導管を外したくなるみたいである。それを阻止

NCU・6日目 2017/09/19

母親が手術の麻酔鎮静から覚醒できて峠を越えたという判断がついたので元々予定していた京都で9/17(日)から9/18(祝・敬老の日)にかけて一泊の宿泊に出かけてきた。まだNCUのベッド内から起き出る元気や能力、体力ともにない状況なのでリハビリテーションが始まるもののベッドの上での確認事項みたいなことになる。手は動かせますか?右手の人差し指を私のこの指に触らせること、タッチさせることができますか?この物を掴んでみてください。簡単なようなことだけれどもこれがなかなかスムーズには事が

NCU・2日目 2017/09/15

NCUとは「脳血管障害術前および術後急性期の脳神経外科系重症患者を収容している集中治療室」になるので厳重に管理されている。予断を許さない状況にある重篤な患者の容態を逐一24時間に渡って管理するという名目と二次感染、院内感染を予防する為に外的要因を極力遮断するという目的もある。 であるから当然面会時間も制約されていて基本的に何か特別な重要な用事や用件がない限りは面会時間は午後15:00〜15:30と決められている。面会申請にあたっては面会開始時間である15時の前にNCU病室前

残された物たち 2017/09/14

今現在、母親の介護生活に直面しているので折角だという思いで脳出血で倒れた状況から記憶を呼び起こしてノンフィクション的に文字として残しておいた方が誰かの役に立てるのではないか、役にたてないまでも自分たちの過去を、一歩一歩回復してきた道のりを明記しておくことが石杖になるのではないかという発想で書き起こし始めました。誰にでも起こることではないけれども、しかし突然に同じような境遇に遭遇することは世の中にはたくさん事象としてあります。 母親も一昨日までは普通に独りで、自分のマンション

救急搬送 2017/09/13

朝の通勤電車をあとにして仕事場に入って診療し始めてから30分ほど経った頃だったように記憶しているのだが、慣れない番号から電話がかかってきた。自宅近辺で仕事をしてるはずの妻からである。妻は滅多なことでは電話や連絡などしてこずに大抵のことは自分で判断してタスクやアクシデントの対応をこなしてしまうのでいつも有り難く思っているのだが、だからこそ電話が掛かってきたことに胸がざわついたように違和感を感じたのだろう。 「お母さんが倒れたってフラダンス教室の方から連絡があって救急車で搬送す