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3日間、ホンネぶつけあったら『調和』がうまれた

「弱さをみせたい」「ひとに頼りたい」「ほんとの気持ちを知って欲しい」

みんな泣きじゃくりながら叫んだ。


▼コンプレックス

職場の同僚はハッキリものが言える。

「自分もあぁなりたい」そうおもっていた。そんなとき、「本音をぶつけ合うワーク」にであう。このワークの目的はズバリ「本音を言えるようになる」だ。

さっそく申し込んだ。

▼本音をぶつけあうワーク

案内に記された場所へいくと、すでに他の参加者がいた。部屋には重い空気がただよう。

しばらくするとセラピストが部屋に入りワークの説明がはじまった。

セラピスト:『今回のワークはとてもシンプル。腹の底にある気持ちをほかの参加者とぶつけ合う。それだけ。』話し終わると彼はすこし離れた場所に座る。

参加者は動揺。みんなモジモジするばかりで誰も口をひらかない。

▼ほんとの気持ち

1時間が過ぎた。

セラピスト:『みなさんは本音を隠している。「なぜ隠すのか?」を探り、ことばに出してください。たとえば本音を言うと「なかま外れにされる」「バカにされる」などです。』

結局この日はさぐりさぐりで誰も本音を言えなかった。

2日目。「お前らなんか信用しない」「おれのことバカにしてんだろ」みんな少しずつ本音を言いはじめる。


最終日。本音の内容が変化。「ほんとはひとが怖い」「見栄をはることに疲れた」。

セラピスト:『甘えたい気持ち、さみしい気持ちをおもいきり吐き出して』

「弱さをみせたい」「ひとに頼りたい」「ほんとの気持ちを知って欲しい」みんな泣きじゃくりながら叫んだ。

▼『調和』とは

3日間のワークがおわった。

セラピスト:『みなさんは本音を言わないように育てられた。ですが今回のワークで信頼できる人間関係を体験。本音を伝える価値について学んだ。』

ワークに参加して息苦しい人間関係から抜け出せた。だれかと比べたり、なかま外れになる不安はない。時間がゆっくりながれ、あらゆるものが肯定的におもえる。

じぶんが今まで経験してきた「表面的で息苦しいニセモノの調和」とは全然ちがう世界が広がっていた。



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