英文とは、マリオのコインである
古今東西英語の学習法は多岐に渡り、派閥のようなものも形成されていたり、結局どれが真実かわからないような状況の昨今。
私が一つの結論を述べます、マリオのコインを使って。
マリオのコインって、何となく取りたいですよね。でも見逃してもさほど気にしませんよね。
英語を学んでいる人にとって、英文ってマリオのコインなんですよ!
コインは一個一個には大した意味はないけれど、ゴールした時を考えれば確実に良いスコアに繋がり、別にいらない時はスルーしてもいいけど、取れるところのは全部取りたくなるもの。
英語の学習で、
単語が覚えられないとか
文法問題がつまらないとか
長文が読めないとか
聞いてもわからないとか
全然喋れないとか
様々な壁があると思うのですが、
実はその時触れた英文、想起した英文、本当は想起したかった英文、
それら全てがコインであり、良いスコアへ繋がっているのです。
英語学習法が多岐に渡る理由の結論は、
あまたある学習法の「どれもが一定の効果はある」からなのです。
学習の順番、割合、強度、学習者各々の得意な分野
そう言ったものによって、もちろん効果の差は出るのですが、
全く効果がない学習法はない。
その逆に、必ず成功する学習法もない。
成功のポイントは、
適切なタイミングに、
適切な量(大量)を、
継続的に、
繰り返しながら、
五感を使って練習をすること。
学習コンテンツによる差は、長い目で見ればほぼ誤差です。どちらかといえば、大きな差、決定的な差になっているには、マインドが
マリオにて、「コインを取ろうとしないようなプレイで学習している=全ての英語がコインのように脳内にチャリン!をもたらしていることを理解していない=全てに意味があると気付いていない」
こういった状態で「なんとなく学習しているまたはさせられている人」は、言語習得の道のりを鑑みれば、残念ながら絶対に伸びないから英語学習はいっそ諦めてしまった方が幸せになれる、それほど英語を身につけるかどうかの決定的な差が学習者の持つマインドの違いにあると言えます。
適切なマインドで英語学習を続けていると、必ずあるタイミングで
コインがザクザク入るボーナスステージ状態が訪れます。
今私の場合、業務上必要が出て自分の声を録音して動画など作っている過程で発音が悪いことが気になり出し発音とイントネーションも含めてもう一度改めてコツコツと学び直している結果、ボーナスステージ状態でリスニング力が日々上昇してスピーキングにも良い影響をもたらしていることを感じます。もう何度目かのボーナスステージです。
マリオと英語学習の唯一大きな違いと言ったら、
マリオは死んだら残機に応じていずれゲームオーバー
くらいです。どういうことかというと、英語学習は何遍辞めようとも、耳が聞こえなくなろうとも目が見えなくなろうとも、
プレーヤーが生きている限りは無限コンティニュー可
辞めていた期間に応じてコインがいくらか減る程度のイメージです。
要するに英語学習とは、適切なマインドで続けていれば
必ず勝てる勝負
といってしまっても良いでしょう。
英検1級程度で止まっている人間に言われても説得力がないのは承知ですが、私は本当に学生時代は英語が1番の苦手科目で、大学生になって
hello
のスペルすら間違えていた時期もある英語学習の劣等生なのに、続けていると伸びていく、しかもどっかのタイミングでボーナスステージが来て
急に爆発的に伸びる
ことを身をもって知っており、家族でも実験して同じような効果を上げました。数多くの学生も英語が伸びる子がほぼ共通しているのは、
英文をマリオのコインのような扱いで、触れられるものにはどんどん触れて、触れられないもの(理解の及ばないもの)にはあまりとらわれず、コツコツと手に届く範囲の英文を自分に取り込んで行く姿勢です。
単語帳→コイン(図鑑)
文法問題→コイン(解説書)
長文リーディング→コイン(お札に換金可能)
リスニング→コイン(チャリンっていい音)
スピーキング→コイン(コレクション自慢)
ライティング→コイン(錬金術)
コインを集めるが如く英語学習を続けてください。続けていれば絶対に伸びます。自分が到達したい地点まで、諦めるのはもったいないですよ。
もし迷いがあるならご相談ください(ただしサンプルとして学習歴などを伺って何かの研究などに使用する可能性があることをご了承ください)。
といっても症状に対しては方向性が良くなければちょっとした修正案を示すだけで、何かアドバイスするというよりも、
できますよ、なれますよ
と事実を伝えるだけなんであんまり意味はないんですけど、なぜかそう肯定されると学生は前向きになるんですよね。そうして私も嬉しくて前向きになれるという
永久機関が完成しちまったなアア~!!
集英社『チェンソーマン』より